元プロボウラー西城正明さん 小料理店「おひままら来てネ」経営

2009.10.13


自ら包丁を握る西城さん。料理は手作りにこだわる【拡大】

 1970年代前半、ボウリングが大ブレークした。全国のボウリング場には行列ができ、毎日のようにボウリング番組があった。女性では中山律子プロと須田開代子プロがしのぎを削り、男性は西城正明さんがダントツの人気を誇った。

 あれから30有余年。一時下火になったボウリングはここ数年、年齢を問わないスポーツとして脚光を浴びつつある。西城さんは、横浜にいた。

 JR関内駅から徒歩6分、テレビ神奈川の公開スタジオそばにある小料理店「おひまなら来てネ」((電)045・641・2380)が現在の“城”。なんと、前掛け姿で包丁を握っていた。

 「料理はすべてボクの手作り。いわばオーナーシェフですね」

 開店は今年2月9日。店内は一枚板の白木カウンター7席に小上がりが9席の、明るく上品なたたずまい。一見、高そうな雰囲気だが…。

 「いえいえ。サラリーマンの方に気軽にお立ち寄りしてもらいたくて、料理は一品600円前後。生ビールが580円、焼酎はグラス450円〜です」

 料理は、ほとんどが創作かオリジナルレシピ。人気ベスト3は「オクラの海苔巻」(600円)、「手作り餃子」(同)、「豚バラとレンコン煮」(650円)。4位に「親父ゆずりのメンチカツ」(同)が入る。和洋中問わず、自分がおいしいと思うものだけを出すのが西城流だ。

 店名は、姉の五月みどりの大ヒット曲「おひまなら来てネ」から。8月にはお忍びで顔を出し、弟の手料理に舌鼓を打ったという。

 「ボウリングですか? もちろんフルセット持っていて、時々テレビのバラエティー番組で投げることもあります。でも今はこの店一本。『おいしかったよ。また来るね』が励みです」

 全盛期には天狗だったこともあった。ブームが去った後、失敗も少なくない。辛酸をなめたからこそ、お客に対する感謝の気持ちが強い。

 「初めてウチに来られる方で、『夕刊フジ見たよ』っておっしゃってくだされば、料理はすべて半額サービスにします。ぜひ、一度どうぞ」

 いよ、太っ腹!!

■さいじょう・まさあき 東京都江東区生まれ。姉が五月みどり、妹は小松みどり。クラウンの歌謡歌手を経て1971年にボウリング界デビュー。甘いマスクの実力派としてボウリングブームの立役者となった。74年、女性トップボウラー・須田開代子と結婚したが、その後離婚。現在も独身。横浜市内に住む。

 

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