【高須基仁 人たらしの極意】前田日明が参院選出馬!目指すはアジアの共生

2010.01.07


マイノリティーの気持ちがわかる前田に国会で大暴れしてほしい!!=昨年12月28日、東京・モッツ出版【拡大】

 「男児は意気を重んず。何ぞ銭刀を用いるを為さん」

 格闘家で、地下格闘団体「THE OUTSIDER」主催者の前田日明が、私の経営するモッツ出版の忘年会にふらりと現れたとき、思わずこう独り言がもれた。

 例年どおり、12月28日の夕刻から、入れかわり立ちかわり約200人近いメディア関係者が浅草田原町の会社に、自分が飲む分の酒とサカナを携え、三々五々集まった。

 午後8時になろうとしていたころだった。

 「次回の参院選挙に、民主党から立候補する!!」

 ラフなセーター姿の前田はズバリと、と、モッツ恒例のハンドマイク・パフォーマンスの順番が回った瞬間、衝撃宣言をした。

 同席していた各新聞、雑誌の記者たちは「ウオ〜」と、どよめいた。そして翌朝、スポーツ紙2紙が社会面で、前田の出馬表明を大きく報じた。

 正式な形で民主党選対本部から発表されるのは29日だったため、前田は「30日掲載にしてほしい」と念を押していたというのに、2紙は先行した。

 つまり、28日の夜中に、民主党の選対本部に「記事にしていいか?」と確認し、“スクープ”をモノにしたのだ。まさに、記者魂の真骨頂だ。

 前回の衆院選の際、多数の民主党候補を応援するため、全国を飛び回っていた前田は「高須さん、次の選挙には出馬するよ」と、私にこっそり教えてくれていた。

 前田は自ら情報開示したとおり、在日3世だが、数年前に日本国に帰化し、「零戦マニア」でもある。

 毎年8月15日の終戦の日に、私が主催している新宿ロフトプラスワンでの“反戦イベント”にも、欠かさず出席してくれている。

 全学連の理論リーダーだった三上治氏、元赤軍派議長の塩見孝也氏、右翼民族派・一水会の木村三浩代表らと登壇し、右と左の極論の考え方にもじっと耳を傾け、会場にいる約200人の若者とも約4時間にわたり、討議を続けてきた。

 「日本と東アジアとの関係をしっかり考えなければならない」と、前田は今後の日本のありようを語り続けている。

 身長が190センチ以上もある偉丈夫の前田の姿、形はまさに威風堂々であり、葉巻をプカリとふかすしぐさに「昭和」を常々感じる私は「亜細亜は一つ」と、シミジミ思う。

 プロレスラーの大仁田厚も長崎県知事選に出馬するらしいが、前田の立ち位置は、大仁田とはまったく違う。

 そう、職業としての議員を前田は目指していないのだ。ただ一途、ひたすら精いっぱいに日本と東アジア諸国との共生を考えの基にしている。

 北朝鮮に拉致されている日本人の帰国の道筋も、前田に託せば、早期解決に少しでも近づくはずだ。

 「銭刀」とは刀の形をした中国の古い貨幣のことだが、男と男の関係は、意気投合が一番大切だ。これは国同士にもいえる。何ゆえ、刀の形をした「金」を用いて、交わりを厚くしようと図る必要があろうか。

 「THE OUTSIDER」を主催している前田は今年、少数派の思いがよくわかる“マイノリティーの志”で、メジャーな国会を目指す。(出版プロデューサー)

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前田日明
 

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