桃の節句の3日夜、「第8回熟女クイーンコンテスト」が東京・新宿歌舞伎町のど真ん中にあるロフトプラスワンで開かれ、会場は150人の熟女マニアで超満員となった。
世間では今、「草食系男子」がはびこっているが、この夜集った熟女クイーン候補6人とゲストの歌手・安倍里葎子、司会のローバー美々らは、まさに「肉食系熟女集団」だ!
権力を持つオジサンやジジイから、「この年増め!」「オバサンのくせに」などとセクハラとパワハラを受け続けてきた熟女たちは、「窮鼠猫を噛む」どころか、「困獣猶闘」の志で肉食系を目指し続けた。
今では、テレビのワイドショーの司会者や、バラエティー番組に出演するお笑い芸人までが、「オバサン」「年増」を禁句にして「熟女」と発言し、媚を売るようになった。
ところで、テレビ界の中で、最も気になる熟女系女子アナがいる。
ズバリ、テレビ朝日の下平さやかアナウンサーだ。毎朝6時に、「やじうまプラス」に登場する下平アナの顔を見るため、私は目覚まし時計代わりに、テレビのスイッチが自動的に入るように設定している。
さまざまな恋愛ざたを乗り越え、3年前、「やじうまプラス」のキャスターに起用された下平アナは、かつてのキャピキャピした女子アナのイメージから抜け出し、三十路の女としてのしっとり感を漂わせ、持ち前のたおやかな声とともに戻ってきた。
かつて朝のワイドショー「スーパーモーニング」で、アシスタントをしていたころに比べると、充電を終え、晴れ晴れとした顔で、その雰囲気は、さまざまなスキャンダルを天日干しし、アク抜きまでし、妙にスッキリとしていた。
浮き沈みが激しい女子アナの世界で、三十路半ばを越してからのキャスター起用は、未曾有のことだった。
その上、決して激することなく、海千山千のコメンテーターのオジサンを仕切っていた。
しかしどういう理由か、今月いっぱいで「やじうまプラス」の司会を降板することになった。誰も言わないので、あえて私はテレビ朝日にクレームを入れたい。
なんとか下平アナを続投させろ!
下平アナは、歌舞伎町のキャバクラやガールズバーで大人気のカクテル“テキーラボール”のような存在だ。
テキーラボールは、ゼリー菓子のようだがアルコール分が20%含まれており、1個のテキーラボールにはアルコール度数が40度を超すテキーラが、ショットグラスの3分の1ほど入っている。見た目と口当たりは甘いが、とても強烈な酒だ。
下平アナのやわらかく、しかし強いテキーラボールのような個性こそが、当世の草食系男子も待ち望んでいる熟女の一つの姿なのだ。
早朝テレビ界の熟女天使・下平アナに、テキーラボールを味わうように私は朝から酔っていた。頑張れ、下平さやか!
次回、10月21日の熟女クイーンコンテストの司会を、お願いできないでしょうか?
(出版プロデューサー)
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