【今週のご推笑・東】チャーリーカンパニー 新相棒で“試練”乗り切り

2010.04.30


チャーリーカンパニー【拡大】

 35年を迎えたチャーリーカンパニーに危機が訪れた。3月をもって日高のぼるが脱退することになったのだ。63歳になる日高てん(右)=は、「ピンになる、辞める、新コンビを見つける…」と、いくつかの選択肢を上げては思い悩んだ。

 だが、笑いの職人・てんは、コントを捨てなかった。「背が高い。顔がいい。頭がいい」という条件にかなった42歳の俳優、菊地じん=同(左)=を相棒に迎え、新生チャリカンが誕生した。菊地は「コントとは、楽しい試練。人生の師匠」と、テレながら抱負を語った。

 4月に入り本格始動。浅草・東洋館での新コンビ初舞台は、コントもネタおろしで、葬儀の案内人のてんが、遊び人風の男・じんに対し、あの手この手を使って通夜の参列者に誘い込むという内容。てんが軽快にギャグを仕掛けると、じんは硬さを残しながらも受け止める。

 爆笑のなか試金石の15分は過ぎた。舞台を終え、じんは初の寄席出演に「緊張して…。確かこれでいいんだなって感じでした」と汗を拭い、隣でてんは「泣き目になってたな。やりやすかったよ。気持ちよくできた」と目を細め、新相棒に及第点をつけた。

 5月6、7日は東京・大井町の「きゅりあん小ホール」で午後7時から、新生チャリカンのコントと、てん率いる東京新喜劇の爆笑劇の2本出てのライブ「爆笑コント&爆笑喜劇『殿様蛙橋バス停前』」が控えている。

 風刺の効いたネタ、ウイットに富んだギャグに加え、21歳の年の差を武器にミステリアスな笑いの要素もプラスされた。秀逸のコントはワンランクアップした笑いのステージに駆け上がっていくだろう。

 (演芸評論家・高山和久)

 

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