発売1カ月で5刷2万部のベストセラー、そして最近の古典ブームにものって、「聖書に隠された成功法則」(サンマーク出版)が依然、売れている。著者・松島修氏は「100万部を目指す」と、ハイテンションだ。この人、トップクラスの投資コンサルタントだと聞き、2度ビックリ。
文・写真 幾田進
−−投資顧問の実績は
「2001年春に金は大底だったんですが、そこから世界中の金鉱山株を買い、半年で3倍から5倍になりました。2005年にはドル=円が年初に102円を割り90円まで進むと考え、102円から買って120円までいった。それをリアルタイムでお客さまにも勧めた。誰も注目しないころからFX(外国為替)を手がけ『FXの伝道師』と呼ばれはしましたが、07年6月に『全ての投資をやめる時』と宣言。そこがピークでアメリカの株が天井を打ち信用収縮が始まった。日経平均が7000円まで落ちるかもしれないと言ったら、そうなりました」
−−そんな方が、なぜ聖書の本を?
「株は7000円まで落ちると言っても、ほとんど聞く人がいなかったように、聖書に大事なことが書いてあると言っても、分かる人もいれば分からない人もいる。『聖書に隠された』とあるので、すごい奥義を見つけたかのようですが、そうではありません。もともと真理は分かりやすくオープンなのに、私たちの目に覆いがあって見えないという感覚が近い。そんなことを誰も書かかない自分で書きました」
−−成功法則とは
「《人は目的を持って神によって創造された。人は神に似せて造られた最高傑作だ。人は神から愛されている》という3つの真理が分かれば8割は成功したのと一緒。人は神にり目的をもって造られたと理解すると、自然にその方向に歩み出し、困難を次々に乗り越えます。道が開かれ、勝手に成功している状態。これは自分の目標を実現する自己実現でなく、神が定めた目標を実現する『神実現』です」
−−本の売れ行きは好調ですね
「3つの真理は日本人のメンタリティーそのもの。日本人は信仰の有無にかかわらず、お天道様が見ているとか、天職といって、人は目的を持って造られているというメンタリティーもある。日本人にはこの本はスッと入ります。自分たちが聖書の真理に近い生き方をしていると知ったとき、日本は爆裂状態になるでしょう。投資用語の『レンジブレイク』。もみ合っていた相場が何かのニュースでその価格帯を突破し急騰する。日本は閉塞していると言いますが、この本で成功法則を知り爆裂し始めると、経済も少子化も年金問題も乗り越えられますよ。だから年末までに100万部達成したい」
■「聖書に隠された成功法則」(サンマーク出版・1575円)真理は常に分かりやすくオープンという信念のもと、聖書にある教えにのっとって、ビジネスマンに不可欠な仕事・お金・人づきあいのコツを伝授する。異色の自己啓発書である。
■まつしま・おさむ 1960年、東京生まれ。法政大学工学部卒。エフピーネット代表。投資コンサルタント。税理士や弁護士向けに投資についての実践セミナーを展開する一方、牧師などに聖書に関するセミナーやアドバイスを行っている。

