成長する母、古村比呂を直撃! 離婚を経て復帰

2009.09.10


古村比呂【拡大】

 離婚を経て女優復帰したばかりの古村比呂(43)が、NHK朝の連続テレビ小説を舞台化した「だんだん」で、親子の絆を演じることになった。私生活では調停を経て子供3人の親権を得た古村。今どんな気持ちで役柄で挑むのか、本人を直撃した。(栗原智恵子)

 「女性だったら、自分の愛する人の子は血がつながっていても、いなくても大切にします。朝ドラを見ていて、面白い役だと思いました。堪え忍ぶ女というか。失敗とか、重ねてきた経験があるので、頑張ろうと思います」

 舞台は、テレビと同じく双子女優の三倉茉奈・佳奈(ともに23)が主演。古村は、めぐみ(茉奈)の“育ての母役”を演じる。

 「家族の愛情、家を守る立場として、やるべきことは何か。自分の人生を考えたとき、どこまで相手の気持ちを酌んで、生きることに正直でいられるか。目には見えないけどそれが一番、大切なことだと思う」

 女優としてそんな心境に至ったのは、私生活で親の介護、そして離婚を経験したことと決して無縁ではないようだ。

 俳優、布施博(50)との不仲・別居が昨年来、取りざたされていたが今年4月にようやく離婚調停が成立。17年間の夫婦生活にピリオドを打った。その間、心の支えになったのは、17歳を頭に、16歳、12歳と3人いる息子たちだった。

 「我が子ではあるけれど個の人間、別の人間。自分の“物”じゃないと思って育てたの。私も子供たちに育てられたから、お互い育て合った関係かな」

 鮮明に覚えているのは、長男が小学5年生のとき言い出した友だちとの遠出だという。

 「自宅から片道2時間も掛かる所へ行きたいと。迷ったらどうするか聞くと『オレのことを信用しないのか』って。送り出してから何にも手につかなかったけど、夜帰ってきた子供の顔が達成感にあふれていたの」

 子供たちは、古村が親の介護と格闘する姿や、約3年の布施との別居生活で悲嘆にくれる姿をじっと見守っていた。

 昨年、三男を合宿先に送る際に古村が「お母さん、疲れちゃった。このままなら死ねるね」と漏らすと、三男から「オレは死にたくないよ。頑張るしかないね。大丈夫だよ」と励まされた。踏ん切りがつかなかった離婚を後押しされたという。

 「1週間くらいで、自分がどうしたいのか決めたの」

 調停を経て親権を獲得。養育費は「双方に、払う義務があると思っています」。母として3人の息子の進路も気がかりだが、「長男は映像関係に興味を持ちだして、ベースが好きな次男は留学したいって。留学するなら英語をしっかり勉強しないといけないねって言ったら、じゃあ、やめようかなって」と笑みがこぼれた。

 再婚する気は?

 「女性を対等に見てくれる人、それが実現できるなら…。でも、結婚のためにこの世に生まれてきたんじゃない。生きるために生まれて、その中で結婚があると思うんです」



 舞台「だんだん」は、10月1−5日、東京・シアター1010▽同10−25日、大阪松竹座▽同28−30日、名古屋・名鉄ホールなど。

■こむら・ひろ 1965年11月24日生まれ。北海道出身。85年クラリオンガール準グランプリ。映画「童貞物語」のヒロインオーディションに優勝。87年黒柳徹子の実母をモデルにしたNHK連続テレビ小説「チョッちゃん」に主演し一躍人気を得た。

 

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