芸能界戦々恐々? “アングラ人脈図”流出、真贋は

あの警察OBの名も

2009.10.14


夕刊フジが入手した4種類の人脈図【拡大】

 芸能界の薬物事件は来週から舞台を東京地裁の法廷に移して酒井法子、高相祐一、押尾学の3被告が裁かれる。こうした中、芸能界と政界、企業、それに指定暴力団などの実名が細かく網羅された“アングラ人脈図”が一部の芸能関係者の間で流布している。真贋はどれほどのものなのか。

 夕刊フジが入手した人脈図は全部で4種類。

 指定暴力団の団体名や閣僚経験者の実名、その二世などから派生する芸能人やプロダクションとの交友関係が詳しく描かれたA図▽芸能人との交友関係が取り沙汰されるヒルズ族の企業リーダーを中心に描かれたB図▽A図とB図をミックスしたような拡大版の人脈に顔写真などを交えたC図▽それに、酒井・高相両被告を中心に企業や政界との結ぶ付きを簡略化したD図がある。

 このうち、A図の出所について週刊誌デスクは「芸能界の薬物事件が問題になった8〜9月に作成されたとみられる。捜査関係資料から漏れたと聞いている」と明かす。確かに、有名芸能プロダクションに在籍する警察OBの名前もズバリと実名で書かれている。

 しかし、東京のアングラ組織にくわしい事情通は、これらの図をいちべつすると首をかしげた。

 「組対(くみたい=警視庁組織犯罪対策部)やったら、もっとくわしい情報を把握しとるやろ。すでに破門になった組の名前が乗っとるし、勢力図が曖昧や。芸能界で実権を握っとるはずの肝心の団体名も載ってない。まぁ、信憑性は50%というところやな」

 とはいえ、これまで週刊誌やネット上で、薬物疑惑が取りざたされた芸能人の名前が、ほとんど登場し、仲間や兄弟分の関係は一目瞭然だ。

 芸能記者歴27年のジャーナリスト、渡邊裕二氏は、「かつてこれだけ詳細な人脈図が表に出てきたことはない。のりピーの事件が発覚したときに多くの芸能関係者は“氷山の一角”だと思った。捜査が進展しない歯がゆさから相当、芸能事情にくわしい業界関係者が作成したのではないか」と語る。

 裁判では、果たして新たな交友関係が浮き彫りになるか−。