加藤和彦さん30代“内縁の妻”遺産相続…密葬で遺影抱き

2009.10.20


加藤和彦さんの出棺で、遺影を手に気丈に頭を下げた同居女性=東京・目黒の碑文谷会館【拡大】

 16日に長野県軽井沢町のホテルで首をつって自殺した音楽プロデューサー、加藤和彦さん(享年62)の密葬が19日、東京・目黒の碑文谷会館で営まれた。棺のそばには関係者らにあてた“遺書”が置かれ、出棺時に遺影を胸に抱いていたのは内縁の妻だった。

 密葬には関係者や親族ら約200人が参列。関係者によると、「葬式はいらない」という故人の遺志から、加藤さんの楽曲も流すこともなく、会場には棺と献花台のみが設置されて行われた。

 棺近くには、遺影と“遺書”が置かれた。遺書にはパソコンで打たれた文字で、「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。死にたいというより、消えてしまいたい」などとつづられていた。白色のカーネーションを献花した参列者の多くは、この遺書に足を止め涙したという。

 最近はうつ病を患っていたという加藤さん。遺書公開の理由について、関係者は「手紙は特定の人物にあてたものではなく、故人の最後のメッセージだと判断した」と説明した。

 死別した作詞家の安井かずみさんや2000年に離婚したオペラ歌手、中丸三千絵らと3度の結婚経験があった加藤さん。ダンディーでモテモテだった加藤さんらしく、出棺時には3年間同居していたという30代の女性が遺影を胸に抱いていた。肩まで伸びる黒髪を後ろでまとめた美形の女性で、加藤さんを乗せた車に乗り込むと、集まった約50人の報道陣に涙を見せず、悲しみの表情で正面をじっと見つめたまま。クラクションと同時に発車すると、深々と頭を下げていた。

 遺産はこの女性が相続するとみられている。

 【主な参列者】 元「ザ・フォーク・クルセダーズ」で精神科医の北山修氏(63)、かまやつひろし(70)、つのだ☆ひろ(60)、高橋幸宏(57)、「THE ALFEE」坂崎幸之助(55)、歌舞伎俳優の市川猿之助(69)、市川右近(45)

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