山城新伍を偲ぶ食事会と飲み会

2009.10.30

 嚥下障害による肺炎のため、8月12日に亡くなった俳優、山城新伍さん=本名・渡辺安治、享年70=を偲ぶ食事会と飲み会が10月9日、東京・港区の東京プリンスホテルで行われた。山城さんと交友の深かった梅宮辰夫(71)、菅原文太(76)、曽根晴美(72)、松方弘樹(67)、渡瀬恒彦(65)らが発起人となり、約130人が出席。山城さんの遺影の前で同窓会のような雰囲気で、献杯時には拍手も起きた。

 歌手の和田アキ子(59)は、「新伍ちゃんのジーパンをもらって、履いてみたら短かったりして。意外と足短いんだな、なんて思ったりしました。何回も送ってくれて、玄関でキスしても、写真とか撮られなくて。写真週刊誌に電話をして話したら『忙しいから』なんて言われてね」と笑顔を見せた。しかし、「なんで電話をしてくれなかったのか、と思う。私が困ったときには新伍ちゃん、『俺がエッチをしていないときは飛んでいくから』と言ってくれていたのに…」と言葉を詰まらせるシーンも。

 発起人の1人で東映ニューフェイスの同期生、曽根は山城さんからもらったというスエードの黒い靴を履いてきた。

 「銀座あたりで買った靴だろうね。変な靴を履いているなら、押し入れの中の靴を持っていけ、と言われて、押し入れを開けてみたら靴がギッシリ詰まっていた。バラバラだから、同じ靴を探すのに時間がかかってね。足のサイズが同じで、10足くらいもらったかな」

 どの靴も数十万円はする物だった。

 「2003年に映画『極道恐怖大劇場 牛頭』でカンヌ国際映画祭に行ったとき、三池祟史監督に『ちんどん屋』と紹介されたスーツも、山城からもらったもの。カンヌに行くことになったけど、何でいけばいい?って聞いたら、スーツと靴をくれたんだ」

 渡されたスーツは、サバのような光沢を放ち、カンヌでもひときわ目立ったという。

 さらに、「良い時計を200個くらい持っていて、2、3個もらったけど、ネジがさびちゃってて…。高い時計だから、直すのも高かった」と気前のいい山城さんのエピソードを披露した。

 曽根は、偲ぶ会の翌日、山城さんが眠る京都市左京区の妙満寺を訪れた。

 「ブラブラと1時間くらい(お墓に)いたね。偲ぶ会が終わった報告と、酒でも飲んで寝てなとお酒をかけてやってさ。オレをまだ呼ぶなよって話しておいた」

(栗原智恵子)

 

注目情報(PR)