何でもあり? 偏差値38“のりピー大学”皮算用

あの人も苦言

2009.11.24


酒井法子被告【拡大】

 覚せい剤取締法違反の罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた元女優、酒井法子被告(38)が介護などを学ぶために通い始めた群馬県高崎市の創造学園大。全くの無名校だったが、酒井被告入学が追い風となるのだろうか。

 「おかげさまで、酒井さんの入学が決まって以降、問い合わせや資料請求が大幅に増えています」と創造学園大本部。

 現役・浪人・社会人含め「例年に比べると相当多い」と、応対の女性職員の声も弾む。元アイドルと同級生になれるチャンスと、創造学園大を進学先に考える受験生がにわかに増えつつある。

 同大学はこれまで経営難が伝えられている。地元ジャーナリストによると、教職員の給与遅配で文部科学省の立ち入り調査を受けたほか、県教育委員会が公立高に生徒の進学状況を報告するよう通知したという。今春の新入生は定員を大幅に割り込み、2学部で定員280人が約100人。

 そこにふって沸いた酒井被告の入学。受験者増とともに、難易度は上がるのか。

 かつて女優の広末涼子が都内の女子高に入学した際、知名度だけでなく偏差値も急上昇している。

 だが、高崎で名門予備校として知られる小野池学院の大学受験科担当によると「創造学園大は、浪人してまで入ろうというレベルではない。過去も今も、ウチで入学を希望した生徒はいないし、今後急激にレベルが変わることはないだろう」と冷ややか。

 福祉関係の学部は難易度を偏差値で一律に判断できない面があるが、大手予備校の入試難易ランキングでは偏差値38。いわゆる“底辺校”となっている。

 酒井被告が“広告塔”となった形だが、「このことがあるまで知らなかった大学だけに、『名前が知れたもの勝ち』というところがある」と話すのは漫画家でコメンテーターのやくみつる氏。

 だが、「酒井被告をウヤウヤしく迎えすぎると『何でもありかよ、この大学』というそしりも免れない」とも話す。

 そして酒井被告にはこう苦言を呈する。

 「介護を学ぼうという人間が介助役を従えて初登校したのはどうなのか。色こそ地味だがいい服も着ていた。他人に依存する生活を止めないで介護を学べるのかどうか疑問だ」

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