所属事務所に契約解除を求めて東京地裁で係争中のタレント、眞鍋かをり(29)が、所属事務所側から総額3億円の損害賠償を求めて反訴されたことが分かった。所属事務所側は、仕事の拒否などによる損害は6億円以上にのぼると算定しており、今回はその半分にあたる3億円を請求したという。事務所側が脱税疑惑暴露に次ぐカードを切ってきた。
スポーツ報知によると、所属事務所「アヴィラ」は17日、眞鍋に対して損害賠償を求める反訴状を東京地裁に提出したという。
眞鍋は昨年9月、アヴィラに契約解除を求める通知を送付し、同事務所の指示する仕事をすべて拒否している。アヴィラは、これによって逸失した利益が1億8800万円、仕事を拒否しなければ更新されたとみられる宣伝広告契約などの逸失利益が4億2380万円、さらにクライアントからの賠償請求も想定し、損害額は総額6億円以上になると算定した。
両者の泥仕合は昨年12月、眞鍋が東京地裁に契約解除訴訟を起こしたことから始まった。現在まで裁判は2度行われている。6月に3度目の裁判が予定されており、ここから3億円を請求する反訴の事項に関しても審議される。
眞鍋は2008年8月、前所属事務所「アバンギャルド」の法人税法違反にからみ、東京国税局に自宅を家宅捜索されたほか事情聴取も受けた。09年8月にはアバンギャルドの社長が約3億4500万円を脱税したとして法人税法違反容疑で逮捕された。
眞鍋はアバンギャルドの業務を引き継いだアヴィラに移籍していたが、アバンギャルド社長の逮捕を受け、両社に対し「(事情聴取などで)屈辱的な思いをした」「信頼関係は完全に破壊された」として契約解除を通知した。これに対し、アヴィラ側は今年3月、不透明な金の流れをめぐる眞鍋の脱税疑惑を暴露した。
現在、眞鍋は別の事務所にマネジメントを依頼。先月12日に行われたイベントでは「裁判の中でバッチリやります!」と、“古巣”との全面対決に意気込んでいたが、今回の反訴はタレント活動にも大きな影響を与えそうだ。
■芸能評論家・肥留間正明氏の話 「ここまでこじれるのは珍しい。ネックとなっているのは眞鍋が引き抜きのような形で独立を図ろうとしていることで、芸能界の常識では許されない。サラリーマンの退職や転職とは違い、芸能人の場合は最低でも1年前に、自分の名前のおかげで入ってきた仕事をちゃんと片づけ、事務所にすべて納めてから動くべき。裁判でも、結局は和解を勧められるのだから、もう1度話し合って打開の糸口を探るしかない」
