森進一“演歌”を小室哲哉プロデュース!挫折コンビの異色コラボ

2010.06.15


森進一のレコーディングに立ち会った小室哲哉【拡大】

 演歌界の大ベテラン、森進一(62)が、小室哲哉(51)の初プロデュースによる歌手生活45周年記念シングル「眠らないラブソング/道標」をあす16日リリースする。互いに人生の挫折を味わったコンビによるオトナのコラボレーションは話題を呼びそうだ。

 1966年6月20日、「女のためいき」でデビューした森にとって、これが通算116枚目のシングル。作詞・作曲・編曲のすべてを小室が手がけた「眠らないラブソング」は、哀愁漂う王道のバラードで、歌詞には《色々あったね》《遅くない》《やり直す》といったフレーズが散りばめられる。そして、我々はまだラブソングの現役だ、という同世代へのエールを投げかけている。

 森といえば「おふくろさん」に代表されるド演歌のイメージがあるが、過去には岡本おさみ作詞・吉田拓郎作曲の「襟裳岬」(74年)や、松本隆作詞・大瀧詠一作曲の「冬のリヴィエラ」(82年)といった“異業種交流”でも大ヒットを生み演歌の新潮流を築いてきた。その延長上にある森らしい新曲だ。

 カップリングの「道標」も作・編曲を小室が手がけ《つまずき、転んでは、立ち上がり》など、まるで森と小室2人の半生を鏡に映したかのようなバラードである。

 歌謡界の牽引役だった森は、この5年大波乱に見舞われた。C型肝炎やうつ病との闘い、森昌子(51)との離婚、おふくろさん騒動と和解、そして最初の妻だった大原麗子さんの急死…。

 一方の小室はJ−POPの寵児ともてはやされながら、詐欺事件で有罪判決を受けどん底へ。その再生に演歌調の作風が違和感なく響く。

 森は、「節目の年に小室さんプロデュースの素晴しい楽曲と出会えた事は本当にうれしい限りです。この楽曲も長く愛していただけます様、心を込めてうたって行きたいと思います」とメッセージ。「45年の間には本当に色々な事がありましたが、今日まで“歌の道”を歩み続ける事が出来ましたのも、皆様のご支援、ご声援のお陰と、心より感謝しております」と話している。(中本裕己)

■「演歌大王」台湾で熱唱

 森は5月29、30日の2日間、台湾大学総合体育館ホールで初の台湾コンサートを開いた。

 「女のためいき」「港町ブルース」は台湾語でカバーされるなど「日本演歌大王」として親しまれてきた森のステージに計8000人が熱狂した。また、生前親交があり、「空港」をカバーするテレサ・テンさんの墓を日本の70人とともに訪ねた様子が複数の現地紙で大きく報じられた。

■「眠らないラブソング/道標」発売記念イベントが20日午後2時から、横浜・みなとみらいの横浜ランドマークプラザ1階で開かれる。

 

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