【あの人NOW!】離婚・病気・引退危機乗り越え「歌い、演じることが生き甲斐」岩男潤子さん

2010.08.24


セイントフォーのメンバーをきっかけに、声優でも人気を集める岩男潤子さん。病気を乗り切ったのはファンの支えだった【拡大】

 東京・秋葉原の雑居ビルに設置された特設スタジオ。取材日は、岩男潤子さんが司会を務めるインターネットテレビ・スカイクラッドTVの番組「岩男潤子のSweet Tweet Time(スィート・ツイート・タイム)」の公開生放送日だった。

 同番組は「Ustream(ユーストリーム)」と「ニコニコ生動画」のシステムを利用して配信。視聴は無料だ。

 「ツイッターと『ニコニコ生動画』の書き込みで視聴者の方々にも直接参加していただいていますから、今までのテレビにはない即時性とライブ感が特徴ですね。また、抽選で40人をスタジオに招待しており、こちらも評判が良いんですよ」

 番組開始は21時。20時過ぎに開場し、すぐにリハーサルが始まった。やや天然気味の司会に客席がわく。

 今でこそ体調はいい。だが、一時は引退を深刻に考えたことがあった。3年前の5月前後からの1年半もの間のことだ。

 「きっかけは離婚でした。そのショックでまず声が変調をきたし、ライブも散々。インターネットに『もう終わった』なんて書かれてさらに落ち込み、心身ともにボロボロでした」

 そんな折の2008年4月、中耳炎が悪化し膿がたまる重度の乳様突起炎で緊急手術。無事成功したものの、後遺症に悩まされた。

 難聴と歩行不安、それに顔面まひ…。仕事ができる状態ではなかった。しかし、病状を隠して現場に行った。

 「1回断ると、それ以降仕事が来なくなるんじゃないかって不安だったんです。フリーランスの辛いところですね」

 去っていった人もいた。だがそれ以上に熱心に応援してくれる多くのファンが支えてくれた、と振り返る。

 「心配してくださる方が大勢いて、必要とされていることがとても励みになりました。歌うこと、演じることが私の本当の生き甲斐。これを改めて実感しています」

 この日、ステージのテンションは上がりっ放しで、放送は異例の30分延長。大きな歓声と拍手に包まれ、無事終了した。

 なお、記念すべき10回目の放送は明日25日21時〜。ゲストは女性シンガーソングライターの相曽晴日さんだ。

 ■いわお・じゅんこ 1970年2月18日、大分県別府市生まれ。オーディション合格をきっかけに単身上京。養成期間を経て86年、アイドルグループ「セイントフォー」のメンバーに。同グループ解散後は、歌手の他、テレビ、舞台、CMに活躍。特に声優は、「新世紀エヴァンゲリオン」の洞木ヒカリ役、「カードキャプチャーさくら」の大道寺知世役などが知られ、熱烈なファンが多い。28日、東京・調布市の「キックバックカフェ」((電)03・5384・1577)、9月9日、都内・高田馬場の「四谷天窓.comfort」((電)03・5338・6241)でライブを予定。

 

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