ワンだこりゃ? “意味深”な新聞広告に問い合わせ殺到

2010.09.02


「宝島社」の全面広告【拡大】

 2日の全国紙朝刊に突然登場した見開き2ページ広告に、驚いた人も多いのではないだろうか。ラブラドール・リトリバーと柴犬が物憂げな表情で映るセピア色の写真に《日本の犬と、アメリカの犬は、会話できるのか。》というシンプルなメッセージ。これを日米大手紙に掲載した中堅出版社の宝島社(東京)には問い合わせが殺到している。

 この“意味深”な広告について、宝島社広報課の桜田圭子さんは「コミュニケーションの大切さを訴えかけるメッセージであり、特に“答え”はありません。日本が抱える諸問題の根本にあるコミュニケーションについて問題提起させていただき、皆さんお一人お一人が考えるきっかけとなれば幸いです」と話す。

 これまでも年1〜2回程度、同様の大型メッセージ広告を全国紙で展開してきた同社は、今回初めて米ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの両紙にも出稿した。費用は「発行部数の割には、想像以上に高かった」(桜田さん)というが、「出版物で伝えきれない宝島社の意見を、広告で伝えることに意義があります」(同)。

 2日午前中だけで十数件の問い合わせがあり、「なぜ犬なのか」「政治的メッセージか」といった質問のほか、「犬がかわいいので写真を譲ってほしい」といった愛犬家の要望も多いという。

 

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