JAZZが熱い。最高峰の超有名曲ばかりを集めたベスト盤が売れまくり、丸の内OLも熱中。牛丼店やラーメン店でも欠かせないBGMなのだという。いったいナゼ?
【売れるベスト盤】
「あるようで無かった」「おいしいとこ取りの極致だ」と入門者、マニア双方から大ウケなのが、8月に出たベスト盤CD「THIS IS JAZZ」。8月29日付ジャズチャート(サウンドスキャン調べ)で3週連続1位を続けている。
マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、チェット・ベイカー、アート・ブレーキー、ルイ・アームストロング、デューク・エリントンなど有名どころが勢揃いの2枚組25曲で2500円。「名門13レーベルをまとめるのは大変でしたが、銀座の店頭では若いOLが買う姿も多いんです」と発売元のEMIミュージック。
【ジャズ女子後押し】
ジャズ=オジサン、という図式を破ったのが成功の秘密。同アルバムの制作スタッフが、丸の内OL100人に試聴してもらったところ、85%が収録曲を「どこかで聴いたことがある」「親しみやすい」と回答した。
背景には“女子ジャズ”ブームがある。
アイドルからJAZZライターに転身した島田奈央子氏の『Something Jazzy〜女子のための新しいジャズ・ガイド』(駒草出版)や、“のだめ”のジャズ版とも言える小玉ユキのコミックス『坂道のアポロン』(小学館)も、後押ししている。
【経済効果まで】
「ジャズをかけると仕事がはかどる」「飲食店が儲かる」などの現象を分析した本も登場。『なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?』(守屋純子著、かもがわす出版)では、「高い物を食べているような錯覚が起きるから不思議」と説く。
ニッカでは「Whisky×Jazz」という特設サイトを設けて、「良質のジャズには、良質のウイスキーがよく似合う」とアピールする。
【イベント目白押し】
ファンの間にすっかり定着した「東京JAZZ」は、きょう3日から5日まで、東京国際フォーラム ホールAを中心に開催。マーカス・ミラー、ラリーカールトン×松本孝弘、ロバータ・フラック、アル・ジャロウ、綾戸智恵、渡辺香津美ら内外の豪華競演。
神戸ジャズストリート(10月9、10日)、横浜ジャズプロムナード(同)、愛知・岡崎ジャズストリート(11月6、7日)、おかやま2010ジャズ・フェスティバル(倉敷、11月7日)など、ライブに接する機会が目白押しだ。




