三平より遼クン見習え!真打昇進襲名で鈴本の席亭が辛口エール

2010.09.07


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 落語協会の真打昇進襲名披露の会見が6日、都内で行われた。新たに真打となるのは5人。門出にふさわしい祝辞が続く中、東京・上野の鈴本演芸場で6代目席亭を務める鈴木寧社長は、あえて苦言を呈した。

 「最近の若手の噺家は、服装の乱れが目立つ。Tシャツや短パンで寄席にくる。わたしは、楽屋へ顔を出して、襟のないシャツ、短パンは絶対にやめるように、注意をしていますけど、なかなか、直りません。職場にそんな服装で出勤したら、当然のように上司から怒られますよ。また、お客さんの前を平気で通るなど、品格が少しも感じられない人がいる。人としての常識を持って、もっと品格を向上させてほしい」

 真打たちの背筋がピンと伸びる。よほど腹にすえかねていたのか、こんな例も引き合いに。

 「先日、若手真打の熱愛報道がありました。テレビのワイドショーで見ましたが、マスコミへの対応など、見ていて恥ずかしくなりました」

 実名はあげなかったが、NHKの荒木美和アナ(31)と交際中と報じられた林家三平(39)のことであるのは明らか。対照的に、5日のフジサンケイクラシックで激闘を制したプロゴルファー、石川遼(18)の姿勢は席亭を感動させたようだ。

 「プレーオフ4ホール目で薗田選手のパーパットが、カップに蹴られて優勝が決まった時、石川選手にガッツポーズはなかった。あそこでガッツポーズを作っていたら、ただの選手だと思います。海外の試合で身につけた人間味ではないでしょうか。私は、今回、真打へ昇進した噺家に、そんな大きな心をもって精進してほしいと思います」

 入門して前座、二つ目と10年以上の長く厳しい修行を経て、ようやく噺家は真打となる。39歳の御曹司が反面教師で、18歳の天才が模範となるのは、新真打には耳の痛い話だが、ごもっとも、とヒザを叩きたくなるような絶妙の対比だったに違いない。今回、昇進した5人の披露公演は21日、品格を重んじる鈴本演芸場で50日間のロングランがスタートする。

 ▼新真打…入船亭扇里(34)▽林家きく麿(38)▽三遊亭鬼丸(38)▽蜃気楼龍玉(37)▽柳家小せん(36)

 

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