【今週のご推笑・西】ジャルジャル福徳秀介 セレブな新世代芸人

2010.09.17


ジャルジャル・福徳秀介 【拡大】

 コント「やたら屁ぇこくやつ」など、屁を初めてメーンテーマにしたコントを始めたのが、ジャルジャルである。その1人で、芦屋の金持ちの息子が福徳秀介。山のふもとに3階建ての大邸宅があり、家の前には有料道路。家には筋トレ部屋、地下室、サウナまである。

 相方の後藤淳平と同じ関西大学出身で、入学と同時に吉本NSCへ。baseよしもとで活躍し、フジ系「爆笑レッドシアター」のレギュラーに抜擢された。内村光良がそのセンスに感心し、今や最注目の若手に成長。キングオブコントにも今度、2回連続決勝戦進出を決めた。

 しかし、この新世代芸人はドライだ。活動の中心をDVDに置き、未来ビジョンは現実的。福徳の発言「DVD50枚くらい出したら、笑いの発想が尽きるやろ。残りの人生はボディービルダーをやろうと思ってる」。

 部屋中に写真を貼るほどのブルース・リーファンで、人生設計は男っぽい。なのに、女性観はかなり青っぽい。やきもちやきで、彼女が他の男としゃべるのも嫌。「一番好き」と言われるのも許せない。なぜなら、2番3番の男がいる、ということだから。

 5月公開の映画「ヒーローショー」(井筒和幸監督)では、映画初出演で主役を熱演した。芸人志望の青年(福徳)と自衛隊上がりのヤンキー(後藤)が無意味で悲惨な抗争に巻き込まれていく。R15指定の過激なバイオレンスもので、決めゼリフは「敗者復活戦、ねえのかよ!」。

 ジャルジャルに告ぐ。今月末のキングオブコントは敗者復活戦はないので、後で泣き言をいわないように。実力発揮すれば優勝できるよ。

 (演芸評論家・今村荘三)

 

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