マツケン妻、過去には自殺未遂も…妻を「うつ」から救う方法

2010.11.18


松本友里さん【拡大】

 俳優、松平健(56)の妻で15日に自殺した元女優、松本友里(本名・鈴木友里子)さん(享年42)。パニック障害とうつ病、不眠という3重苦に悩まされていたことを松平が明かしたが、もしあなたの妻が心を病んだら、どう対処すればいいのか。悲劇を防ぐ方法はあるのか−。

 福岡で公演中の松平は16日夜にいったん帰京。翌朝、自宅に松本さんの遺体を収めた棺が到着した。午後5時に棺が自宅を出るまで、長男(4)と一緒に最愛の妻の亡きがらに寄り添って“最後の1日”を共にしたという。葬儀は公演終了後の12月初めに行い、荼毘に付すのもそのときまで待つとみられる。

 3年間、パニック障害・不眠症・うつ状態の治療を続けながら、実母の介護や育児を一手に引き受けていた松本さん。一部報道によると、過去にも自殺を図ったことがあったという。

 専門医はどうみるか。

 横浜相原病院院長で精神科医の吉田勝明医師は、「ベースにパニック障害があったとして、そこにさまざまな不安要因が重なって不眠になったと仮定すると、それによる体力低下で“不安に対する耐性”が低下していた可能性はある」と話す。「そんな状況で愛する母の死に直面し、『いったい何のために生きているのか…』と自己の存在を否定する思考に進み、負の連鎖に陥っていったと考えることはできる」と松本さんの精神状態を推測する。

 今回、松平は仕事柄、家を空けがちで松本さんを孤独にさせたことに責任を感じているようだが、サラリーマンも同じような状況の人は多いだろう。

 「誰もそばにいない『物理的孤独』と、夫や家族がいても陥る危険性がある『心理的孤独』の2つがある。そばにいられなかったからといって、一概にそれを思い悩むのは早計」と吉田医師は指摘する。

 対処法として、「メールや携帯でSOSを受けられるように整え、仕事などでどうしても対応できないときは、『あとで電話してね』ではなく、『あとで電話するよ』と、こちらから積極的にかかわる姿勢を見せることが大事」と話す。そして、信頼の置ける医師が見つかるまで遠慮なく医師探しをするべきだとも。

 育児や介護を妻に任せっきりのサラリーマンには決して他人事ではないのだ。

 

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