犯人は黒人ハーフ?海老蔵の“挑発”も「名前、言いたくない」

2010.11.29


市川海老蔵【拡大】

 今月25日早朝に、東京・西麻布で酒を飲んだ後、何者かに顔などを殴られ重傷を負った歌舞伎俳優、市川海老蔵(32)。警視庁目黒署には重要事件を担当する捜査1課も加わり、本格捜査に入った。海老蔵は事件4日目にようやく被害届を提出、「(殴ったのは)黒人のハーフのように見えた」と犯人像を語り始めた。トラブルの発端が海老蔵の“挑発”によるものだったなど、事件の真相も徐々に明らかになってきた。

【犯人像】

 海老蔵は先週末に弁護士に被害届を預け、28日午後、警視庁に提出、受理された。警視庁では著名人が被害者であり社会的な影響も大きいとして、捜査1課を捜査に投入した。

 港区内の病院に入院中の海老蔵は引き続き事情聴取を受けており、断片的ながら事件の経緯と犯人像が明らかになってきた。

 トラブルのきっかけについて海老蔵は当初、「具合が悪くなった人を介抱していたら殴られた。相手のグループは暴走族を名乗っていた」と、自身は状況をよく覚えていないような説明をしていた。

【挑発】

 だがその後、目撃者らの証言から、酔いつぶれた男性に因縁をつけたため、トラブルになった可能性があることが分かってきた。

 捜査関係者によると、海老蔵は殴った人物について「黒人のハーフのように見えた」と話している。ただ、「リーダーの名前は言いたくない」などと暴走族グループの影におびえている様子で、明言を避けている部分も多そうだ。「顔をかばうのに必死だった」と、殴られた際の状況も話し始めているという。

 こうした断片情報は29日の民放各局のニュースも一斉に報じた。

 また、警視庁の調べなどによると、3−4軒目で酩酊状態だった海老蔵は、酔いつぶれて倒れた男性の髪の毛を引っ張ったり小突くなどして、「男だったら倒れてんじゃねえよ!」などと挑発的な言葉を言ったという。

 このため、グループの仲間が「おまえのせいでこうなったんだ」と激高、海老蔵の顔を殴るなど暴力がエスカレートしていった。

 事件現場となった西麻布のビルの非常階段2階から11階には、生々しい血痕が10カ所以上残されている。激しい傷害事件なのに被害届の提出が遅くなったのは、海老蔵にも落ち度があったという遠慮があったようだ。

【携帯】

 さらに、海老蔵にとって気がかりなのは、現場から逃げる際に紛失した携帯電話だろう。

 「もし、加害者側に持ち去られたとすれば深刻だ。豪華な人脈を誇る海老蔵だけに、芸能界や著名人の個人情報が筒抜け。メールなど明かされたくない内容は多く、脅しの材料にされかねない」と関係者は危惧する。

【手術】

 こうしたなか、海老蔵はきょう29日夕方にも顔の整復手術を受ける。

 全身麻酔のうえ、口の歯肉部から切開して、陥没骨折しているほお骨などを治療する「上顎洞根本術」が施されるという。手術時間は約2時間。結果によって、長ければ1年ほど、顔にしびれなどの後遺症が出ることもあるという。市川宗家伝統で海老蔵も得意とする「にらみ」ができるようになるには、「最低でも4カ月かかる」と指摘する専門医もいる。

 泥酔トラブルが招いた影響は計り知れない。

 

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