女優、米倉涼子(35)主演ドラマ「ナサケの女〜国税局査察官〜」(9日午後9時、テレビ朝日)の最終回は初ものづくしだ。米倉が初の男役“ホームレス”のコスプレをすれば、杉村太蔵前衆院議員(31)、女装コラムニストのマツコ・デラックス(38)がドラマ初出演を果たす。
「杉村さんは裏金をもらって当選する2世、チルドレン役。ですから、慎重になりましたが、ご本人からぜひ、と。選挙に向かう政治家役ですから、ノビノビとやってもらえました。おおらかで現場でも楽しそうでした」と同番組の内山聖子プロデューサー。
そんな杉村氏が演じる政治家らのチャリティーとうたった脱税パーティーに、ホームレスに扮した米倉が侵入。杉村氏と米倉は大立ちまわりを繰り広げる。
一方、ホームレスのコスプレで「男になりたい、という夢が叶った」と米倉。ボサボサ頭によれよれの服、付けひげのホームレスで念願の“男役”を現実のものにした。
そしてもう1人のドラマ初出演、マツコ・デラックスは本人役で登場。
「ドラマのタイトルを決めるとき、“マツコ・デラックス”はどうだろう、と言ったほどです。マツコ・デラックスさんは、上に対しても、下に対してもズバズバお話をされ、エネルギーのある方ですから」(内山プロデューサー)
マツコ・デラックスの姿勢は、米倉演じる松平松子にも反映されている。
そんな本家マツコと松子、Wマツコが啖呵を切り合うシーンは見物。
米倉が「脱税するやつは日本の道路を歩くな!」と決めゼリフを言えば、マツコ・デラックスは「脱税なんかしてないわよ。私は日本の道路を歩くわよ!」と応戦。
撮影を離れると「やっぱり普通の女とは違うわね」(マツコ・デラックス)、「お芝居が変わってもすぐ対応されてすごいな、と思いました」(米倉)、お互い刺激を受けたようす。
豪華で意外なゲスト陣が出演する最終回は拡大スペシャル版で放送。ご注目を。