「炎の料理人」金萬福さん 宇都宮のホテルの総料理長に

★お肉も野菜も種類が豊富な栃木を中華料理を通じPR

2010.12.21


「炎の料理人」時代と変わらない確かな中華料理の腕で、金萬福さんは今、栃木の魅力を伝える【拡大】

 1990年代の半ばにヒットしたテレビ東京のバラエティー番組「浅草橋ヤング洋品店」に出演した際、ついた愛称が「炎の料理人」。愛嬌タップリのカタコトの日本語で繰り広げた「中華大戦争」を覚えている読者は少なくないだろう。

 中国の偽装食品問題が話題となった2007年には、本紙が依頼した『段ボール肉まん』を調理。並の料理人なら間違いなく断るであろう依頼も快くこなす、サービス精神旺盛、おちゃめな料理人でもある。

 だが、腕は周富徳氏も一目置く実力派。現在、栃木県宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデ内の中華料理店『竹園(ちくえん)』総料理長を務め、イベントやテレビ出演がある日以外は、自ら厨房に立って腕を振るっている。

 「早いもので、宇都宮に来て3年半ね。都内の赤坂でやってた『赤坂蓬菜倶楽部』がビルの建て替えで閉店することになったときに、声をかけてもらったの。最初は東京が恋しくなることもあったけど、すぐに慣れたね。今じゃ、休日は県内にいっぱいある温泉に行ったりして、楽しくやってるよ」

 「竹園」は広東料理をメーンに、四川料理を加えた本格派。市の中心部に位置することから、結婚披露宴をはじめ各種パーティー、この季節は忘・新年会も多いという。

 「依頼されればマイクも握るし、サインや写真撮影もOKね。お客さんに喜んでもらえるのが一番よ」

 宇都宮といえば、餃子が名物だが…。

 「もちろんウチの店でも餃子は人気ね。市内のおいしいと評判の店を40軒ぐらい食べ歩きしたけど、味では負けないよ」

 住まいは市内の借り上げ社宅。一人暮らしだ。実は生まれ故郷の香港に一男一女がいる父親でもある。

 「娘は日本で言う派遣社員。息子はまだ学生ね。なぜ、一緒に住まないかって? 子供たちはずっと香港に住んでるから、今さら日本に来ても苦労するだけよ」

 今年5月、石田純一や杉浦太陽、リア・ディゾンらが所属するスカイコーポレーションに所属。しばらく控えていたテレビ出演も、今後増やす予定だそうだ。

 「栃木は、お肉も野菜も種類が豊富で、どれもおいしいの。だから中華料理を通してどんどんPRしていきたいね」

 ■きん・まんぷく 1954年、香港生まれ。22歳で香港の「鳳凰酒楼」、87年には「好彩酒楼」の料理長を任され、88年に来日。新宿「桂林」、甲府富士屋ホテル「桃華楼」、新横浜プリンスホテル「胡弓」の料理長、都内・中目黒「●(=火へんに考)金(かおきん)」、赤坂の「赤坂蓬菜倶楽部」では総料理長を歴任。「浅草橋ヤング洋品店」(テレビ東京)他、料理番組に多数出演し、『炎の料理人』と親しまれた。2007年、宇都宮東武ホテルグランデ・中華料理店『竹園』総料理長に就任。

 

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