山下敬二郎さん死去…カーチス「最期までロカビリーだった」

2011.01.06

 「ロカビリー3人男」として一世を風靡した歌手、山下敬二郎さんが5日午後7時55分、入院先の東京・町田慶泉病院で、胆管がんによる急性腎不全のため死去した。71歳だった。山下さんは昨年11月末にがんが見つかり、ほぼ手遅れと宣告されたが、死の10日前にもステージに立ち、自身の代表曲「ダイアナ」が絶唱となった。

 山下さんは昨年11月下旬、体調不良を訴えて精密検査を受けたところ、胆管がんと診断された。横浜市の昭和大学藤が丘病院に入院したが、「ほぼ手遅れの状態」(関係者)で、かなりショックを受けたという。12月17日には東京都板橋区の日大板橋病院に転院。年明けの手術を目標にしていたが、経過は思わしくなかったという。

 それでも、歌への熱意は衰えず、作曲家の平尾昌晃(73)ら仲間の後押しを受けて、ステージへ。同月26日に栃木県佐野市でのディナーショーで、「私はがんですが、必ず打ち克ちます」とファンに宣言。車いすから「ダイアナ」など4曲を熱唱し、10分の予定を大きく上回る約40分のステージをこなした。

 都内のライブ出演は断念したが、会場に電話で「行けなくて申し訳ございません」と話し、最後までステージやファンのことを気に掛けていた。

 最期の日となった1月5日は自宅近くの病院に転院し、その処置の最中に容体が急変。妻の直子さん(46)、高2の息子、中2の娘に看取られ、息を引き取った。

 昭和の落語家・喜劇俳優として大活躍した柳家金語楼を父に持つ山下さんは19歳でデビュー。平尾やミッキー・カーチス(72)とロカビリー3人男として「日劇ウエスタンカーニバル」を連日沸かした。当時、興奮した女性が脱いだパンツを投げ入れた伝説は有名だ。

 平尾は「あまりにも早い訃報に言葉を失い、呆然としています。同じ音楽を53年間一緒にやって来れてとっても楽しかった」と振り返り、カーチスも「本当にショック。親友というより戦友だったよ。最期までロカビリーだったよ。何より、ロカビリー3人男はもうないんだよ。寂しいね」と落胆した。

 今年4月9日に仲間が計画していた激励コンサートは、追悼コンサートとなりそうだ。

 

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