暴走族、子育て…ハイヒールモモコ「始末の極意」

2011.01.27


ハイヒール・モモコ【拡大】

 漫才師と主婦業をクレバーに両立させているのが、ハイヒールモモコである。海外旅行はテレビ番組企画で行き、育児は雑誌記事にするなど、ビジネスに巧妙に結びつけている。結婚もテレビのお見合い番組がきっかけ。応募してきた青年実業家の小林政仁君と結ばれた。

 やんちゃなモモコは中学2年の2学期に転校。その1日目に喫煙、2日目髪を染め、3日目ピアス、4日目にシンナーで補導。教諭から娘の茶髪を注意された母親は「娘がアメリカ人やったら普通ですやん」。卒業間近に暴走族に。しかし、警察官の兄が「お前を逮捕することがあるかも。でも、妹やから逮捕できん。その時は辞表を出すやろな」。兄の言葉で目がさめた。

 竹の子族の衣装を東京で買うためにフジ系「笑ってる場合ですよ」に出演。その後、吉本の養成所NSCに入り、相方リンゴを紹介される。初対面の時、リンゴはドイツ語の教科書を手に「ウケたら続け、ウケなかったら、その時考えましょう」。そこでモモコ「あたしと組んだら売れるでぇ。忙しなるでぇ」。女子大生と元スケバンという触れ込みで売れだし、母親は娘の居場所が分かると大喜び。

 節約家で、ためたお金でシャネル収集。結婚準備では引き出物を値切り、式場の大阪・太閤園には「最高の料理を最低の値段で」としぶとく交渉。3番目の娘(愛称シャネルちゃん)が幼稚園の頃の話。東京ディズニーランドの幽霊の館で怖がり目をつぶっていた。モモコが「作り物やし見なかったら損やで」と言うと必死になって薄目をあけた。大阪人の血はこうやって受け継がれていくのだ。(演芸評論家・今村荘三)

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