輪島功一が「初心に戻ってしっかり作るヨ」

★「だんごの輪島」東京・国分寺

2011.03.17


だんごの輪島【拡大】

 元プロボクシングの世界王者・輪島功一が創業しただんご屋だ。店はJR国分寺駅から徒歩3分という好立地にあり、地元の人たちが次々と買っていく。現在は、義弟(妻の妹の夫)に店を譲っているが、だんごは店内で一から手作りし、創業当時からのおいしさを守っている。

 輪島は「おいしいものを安く売るのが大切! そのためには、自分の時間を削って、しっかり作ることだ」と話す。1978年にプロボクサーを引退した後、時間とお金があると、欲に負けて悪い方向へ進んでしまうと危惧(きぐ)し、すぐにだんご職人の修業を始めたそうだ。 「だんご屋は、自分の時間をなくすために始めたようなもの。初めてだんごを作ったときはうれしくて、『みんな、おれのだんごを食べてくれ!』という気持ちだったよ」と笑顔を見せる。

 商品は9種のだんご(1本70円〜)のほか、和菓子(100円〜)やおにぎり(各100円)など。人気は定番の「みたらしだんご」70円と「あんだんご」70円だ。一口食べてみると、モチモチして弾力があり、確かにウマイ!「あんだんご」には、北海道産の小豆で丁寧に作ったあんこがたっぷり。これで70円はお得だ。

 「損して得取れだよね。商売は、お客さまの方が自分よりも頭が良いと思ってやった方がいい。そうするとお客さまをダマすような、いい加減なことはしないからね。結局、お金は自分が頑張れば、必ず後ろからついてくるものだと思うよ」とニッコリ。

 芸能人で飲食店を経営している人は多いが、そもそも輪島はどうしてだんご屋を選択したのか? 「おれ、お酒は好きだけど、酔っ払って絡んでくる人が苦手なんだよね。だから、お酒のない商売にしようと思っていたときに、知り合いがだんご屋さんを紹介してくれたんだよ」と話す。

 修業当時は、毎日午前2時に起きて、夫婦そろってだんご作りに励んだそうだ。「チャンピオンだった人がだんご屋をやるなんて、考えられないって言う人もいたけど、いつでも初心に戻って、一から始めることが大切だよね」と語る。

 約10年間、だんご屋を経営した後、店は義弟に譲り、現在は西荻窪にある「輪島功一スポーツジム」で会長として、生徒の指導を行っている。「今は親が子供を甘やかしている人が多いよね。本来なら子供の教育は親がするものなんだけどね。ジムでは、社会に出てからも負けない人になれるように育てているよ」と笑顔で話す。ボクシングで培った哲学を生かして、引退した今も、輪島は戦っているのだ!

 東京都国分寺市本町4の1の12。(電)042・323・1611 9〜18 月休

 

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