原発爆発の瞬間とらえた日テレスクープ映像の裏話

2011.03.19


大スクープとなった日本テレビの映像【拡大】

 「報道のNHK」を出し抜いた形で日本テレビのスクープ映像が注目された。12日午後3時半過ぎ、東京電力福島第1原発の1号機が爆発したその瞬間の映像を日テレだけが報じた。なぜ撮影ができたのか。

 日テレ関係者が明かした。

 「震災発生後、今後の影響をいろいろ考えた結果、“最悪のケース”つまり原発そのものに何らかの被害が及ぶ可能性があると報道局の幹部が判断した。それを系列局に伝え、グループをあげて定点観測できる場所を確保した。24時間体制で撮影をしたことであの場面が撮れたのです」⇒【「福島第1原発」特集】

 現場から30キロ近く離れたその地点は、「現在は各局が張り込みしています」と地元局関係者。

 民放各局とも震災報道では長期戦を覚悟して約200人態勢の取材班を組んでいる。

 「菅首相をはじめ政府の発表が万事に遅すぎる。被災地の方々の不安な日々を考えると、少しでも早く現実を伝えたい。その思いは各局の前線にいる報道陣の共通する思いです。日テレには正直、『やられた』と思いました。もっとうまくシフトを組んで、漏れなのない取材をすべきだと幹部から叱られました」と他局のスタッフ。

 どこの局でもいい。次のスクープ映像は原発事故拡大の阻止に成功した場面であってほしい。

 

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