年上男にコロリ…加護亜依は平成“無知の涙”

2011.09.14


舞台でアイドル役を演じた加護亜依(2009年1月)【拡大】

 元モーニング娘のタレント、加護亜依が六本木にある44歳の恋人のマンションで自殺を図った。まだ23歳だ。

 2007年3月、18歳の時、36歳の男性と温泉旅行先で喫煙しているところを、週刊誌が2度目のスクープ、大手プロダクションを解雇された。

 そして09年1月、35歳のVシネマ俳優との不倫が発覚し、翌年、俳優の妻から慰謝料支払いなどを求められた民事訴訟で負け、200万円の支払い命令が下った。

 10年11月、加護は弁護士を通じて、お世話になっていた新しい所属事務所に、独立を一方的に通告した。そして今回の自殺未遂騒ぎである。

 私が加護と初めて会ったのは、新聞社系週刊誌のグラビア企画「東京美女」のロケで、国会議事堂の敷地の中であった。

 当時、モーニング娘。の最年少(12歳で加入)のメンバーとして、人気絶頂の加護は、きょとんとした顔をしたまま、国会議事堂に現れた。私に向かって「おじさん、国会議事堂って何をするところなの…」と、つぶらな瞳のまま質問をした。「この建物はね、日本国の大事な法律を作るところなんだ…」と答えると、「ふーん」と頷き、ゴマキなどの主力メンバーが身支度をするロケバスの中に戻った。まだ小学生であった。

 その後、さまざまな年上の男たちとのトラブルの中、私は思い切って、奈良市にある実家に加護の母親を訪ねた。「虎屋」の最上級の羊羹を携えて。

 加護とそっくりな顔立ちの母親は、初めて訪ねる私を、快く家の中に招き入れてくれた。

 「高須社長のことは、娘の所属した元プロダクションの社長から聞いていたので、よく知っています」と切り出し、加護の今後について、2時間ほど話し合いをした。

 この時、ある月刊誌のカメラマンが盗撮をして、私と加護の母親とのツーショットが、翌月号で思いがけず、5ページにわたり掲載された。

 当時、私はサッチーこと、野村沙知代、松方弘樹との不倫の子を産んだ歌手、千葉マリア、そして安達祐実の実母、有里らのエッセー集をプロデュースしていたことから、加護の母親のエッセー集を企画しての奈良入りだった。そのツーショット写真の影響は大きく、結果、エッセー集の発売は中止になった。

 加護はモー娘。として上京した人気絶頂のころは、祖母と一緒に暮らしていた。仕事はハードで、ろくに学校にも通えず、大人の女になるための、知識も知恵も会得する時間はなかった…。

 生まれ育った奈良では、父親の強い力がない中で育った。加護がコロリと年上の男になびくわけは、そのせいで、まさにエディプスコンプレクッスの究極だ。加護は幼な友達すらいない東京・六本木の超高層マンションで、恋人の事件を巡って警察から事情を聴かれた。恋人は現在、留置場の中だ。マンションの一室で独り酒を飲み、眠るために薬を手にした。23歳の女の孤独は深い。

 平成“無知の涙”の理由は私にはよくわかる。(出版プロデューサー)

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