松山千春“マル暴”条例をバッサリ!「腐ったリンゴじゃない」

2011.10.04


意気軒昂な松山千春【拡大】

 フォークシンガー、松山千春(55)のコンサート・ツアー「愛の歌」が9月29日に埼玉・サンシティ越谷市民ホールで開幕。お決まりの歯にきぬ着せぬトークでは、暴力団排除条例について過激な“千春節”が炸裂した。その一部を採録する。

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 私は今、日本国憲法を持ち歩く日々を送っています。日本国憲法の中には『一部の国民とは付き合うな』とか『飲食を共にするな』という文字は一行も入っていません。まして、国家権力が、一部の国民を取り上げいじめてもいい、などという言葉も入っていません。

 もちろん私自身、暴力団を擁護する気持ちは全くないし、暴力団はいなくなった方がいいと思う。みなさんも当然、そう思っていると思います。しかし、よく考えてみてください。北海道から沖縄まで、すべての都道府県の条例で『排除しろ排除しろ』って。では、そういった人たちを一体、どこに排除しろというんですか?

 確かに、暴力団など反社会的な人たちを、この社会から排除したいという気持ちは分かります。だけど、その前に、何で、みんなと仲良く頑張ろうという気持ちにならないんですか?

 『暴力団排除条例』に限らず、『暴対法』もそう。悪いことは排除すればいいと、とにかく排除することばかり言っているが、その前に何で更生する道を探ろうとしないのか? 彼らには更生の道はないのか?

 暴力団には悪い人間も多いかもしれないが、そういった人間を更生させるのも我々、人間社会じゃないですか。

 私たちは、みんな血の通った人間なんです。腐ったリンゴなんかじゃないんですよ。何でもかんでも腐ったものは排除しろ排除しろじゃ、解決の糸口にはならない。

 日本国憲法第14条では基本的人権が謳われ、全ての国民は平等に暮らせることが定められています。今回の条例は、その基本的人権さえ傷つけてしまっている。本来、どんな犯罪に対しても平等に裁かれなければならないはず。日本は法治国家なんですから。

 私は、正義は、いつも国民の中にあると思っているし、これからも、そうあるべきだと思っている。

 ■新曲「愛の歌」引っ提げツアー中

 千春は、2008年の春の全国ツアー中、不安定狭心症で倒れ、その後のライブは本数を控えていたが、今回のツアーは5日に発売される通算69枚目の新曲「愛の歌」を引っ提げて、ファイナルの札幌・ニトリ文化ホール(12月24、25日)まで26都市31公演をこなす。

 春のツアーでは東日本大震災の影響で中止となった仙台、福島、盛岡、青森の被災地でも公演を行う。

 千春は2007年2月、京都市に本拠のある指定暴力団会津小鉄会の会合に出席したことが報じられている。

 

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