キムタクに吹き付ける“極寒”の風…「南極大陸」失速のワケ

2011.11.15


高倉健【拡大】

 初回の視聴率が22・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と今期の秋ドラマ最高の数字でスタートした「南極大陸」(TBS系日曜午後9時)が早くも失速気味だ。

 「過酷な自然に立ち向かう熱演に反比例して、週を追って数字が落ちている。13日はワールドカップバレー(フジテレビ系、16・3%)、“紳助無き”行列のできる法律相談所(日テレ系、13・3%)に抜かれ、13・2%まで。テレビ業界では結局、“1週間天下か”と同情されてますよ」(ベテラン放送作家)

 主演の木村拓哉(39)は準備段階の台本を読み込んで「号泣した」といわれるほど役に没頭しているのに、なぜか。どうやら高倉健(80)が主演し日本映画歴代5位の収益をあげたヒット作「南極物語」の“呪縛”ではないかという見方がある。

 「題材もタイトルも映画と似通っているが、ドラマは元越冬隊員の北村泰一氏の著書『南極越冬隊タロジロの真実』を原案としたオリジナル。しかし、どうしてもリメークと思われてしまう。健さんが映画出演したときは役者として脂がのりきった52歳。木村は、これ以上ない高い山を超えることに挑んでいるのです」(映画ジャーナリスト)

 ドラマはVFX担当として映画監督でCGの第一人者である曽利文彦氏を迎えるほど凝りに凝って、DVD化も視野に入れているようだが、「地デジ化でキレイに見えすぎるCGの多用は、視聴者によっては意見が分かれるようだ。そもそも顔立ちが“昭和顔”ではないキムタクのキャスティングが酷だったのでは」(テレビ誌編集者)との分析も。

 TBSが開局60周年記念番組の“大トリ”と位置づける意欲作。このままで終わるとは思えない。昭和基地同様、厳しい冬の風に耐え抜くか。

 

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