“ブラック・ジャック”ついに完結!天国の監督に捧ぐ

2011.12.07


DVD「ブラック・ジャックFINAL」【拡大】

 “漫画の神様”手塚治虫さんが送り出した名作「ブラック・ジャック」。大人が味わえる漫画として、手塚さんの死去後も長く愛読されアニメ化もされたこの名作も、ついにアニメで“完結”を迎えることになった。

 最新作にして完結版となるのは、16日に発売されるオリジナルアニメ(OVA)の「ブラック・ジャックFINAL」。OVAとして1993年から2000年まで10話が製作されており、11年ぶりの新作となる。

 「医療を扱った漫画やドラマは『JIN』をはじめ今も大人の支持を集めている。その元祖といえばやはりブラック・ジャック。新しいシリーズを送り出す意義も勝算もある」とアニメ制作関係者。

 昨年あたりから準備が進み、OVA版10作を監督として受け持った出崎統(おさむ)さんが引き続き監督を務めることで話が進んでいた。出崎さんは「あしたのジョー」「エースをねらえ!」などで知られる日本アニメーション界の巨匠。

 ところが今年4月、出崎さんは肺がんで死去。67歳だった。

 「最後の作品だけに精力的に取り組んでいました。追悼として、出崎さんは監修とシリーズ名誉監督としてクレジットされます」と発売元のオデッサ・エンタテインメント。

 収録されるのは2話。ピノコの出生エピソードを映像化した「おとずれた思い出」と、体質で麻酔が使えない軍事独裁国家の首領の手術を引き受ける「美しき報復者」。完結編とあって、ファンの人気が高い2つのエピソードが選ばれている。

 ブラック・ジャックの声を担当する声優の大塚明夫(52)は「自分にとってブラック・ジャックを演じてきた事はこの仕事での“名刺”と同じです。出崎版ブラック・ジャックがここで完結を迎え、出崎さんへお別れがしっかりできたと思っています。自分が来世に旅立つ際には、棺おけに入れてでも持っていきたい作品となりました」とクオリティーの高さに太鼓判を押す。

 DVD2枚組で5700円。

 

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