NHK「平清盛」ショボイ視聴率に知事が不満タラタラ〜

2012.01.11


若き日の清盛を熱演する松山ケンイチ【拡大】

 8日にスタートした松山ケンイチ(26)主演のNHK大河ドラマ「平清盛」の初回平均視聴率がワースト3位タイの17・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことで、思わぬ波紋が広がっている。時代考証に基づいた“ヨゴレ衣装”に、物語の舞台となった兵庫県の知事が「汚い」と噛みついたのだ。

 「平清盛」の初回は関西地区も18・8%と20%に届かなかった。大河史上では、1989年「春日局」(14・3%、関東地区以下同)、77年「花神」(16・5%)に次いで、奇しくも同じ時代を描いた「新・平家物語」(72年)と同じワースト3位タイとなった。

 兵庫県の井戸敏三知事(66)は10日の記者会見で、この視聴率に関し、「私も見たが、画面が汚い。鮮やかさのない画面ではチャンネルを回す気にならない」と苦言を呈した。

 清盛の築いた福原京が現在の神戸市兵庫区にあたることから、ドラマの放送に合わせて県や市が観光客誘致を進めている最中。番組への強い期待が批判的な発言につながったとみられる。

 また、井戸知事は「時代考証に忠実にするという方針であの画面になったと聞いている」とした上で、「清盛の公家社会打破のエネルギーを前面に出してもらいたい。番組の人気で観光も影響を受ける」とも。

 エールを送るべき地元の自治体の長から、何とも厳しいNHKへの注文だ。

 ドラマは、ヒール(悪役)のイメージが強い清盛が白河法皇の“ご落胤”だった−とされる説に基づき描かれ、初回は貴族に差別された武士の汚さが強調されていた。

 第2回(15日放送)の「無頼の高平太」では、成長した平太(後の清盛)が、ふたりの父を持つという数奇なさだめを知らされる。何者でもない自分にいらだち、賭場をうろつきまわる−という荒くれシーンが続く。

 時代劇に詳しい放送作家は、「『秀吉』で、鼻水とよだれまみれになった竹中直人や、一昨年の『龍馬伝』で岩崎弥太郎を演じた香川照之の泥水まみれなど、若き日の偉人に“汚い場面”は付きもの。視聴率が期待外れだからといって、知事の指摘は大人げない」と話している。

 

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