“演歌界のドン”長良会長のゴルフ秘話…念願コースで起きた悲劇

2012.05.07


演歌界の名伯楽だった長良じゅんさん【拡大】

 ゴールデンウイーク中の芸能界に衝撃が走った。氷川きよしらを育て“演歌界のドン”ともいわれた芸能プロダクション「長良グループ」会長の長良じゅん(本名・神林義忠)さんが2日(日本時間3日)米ハワイ・オアフ島のゴルフ場で事故死した。74歳だった。ゴルフを通じての交友関係も広かった長良さんが、なぜ事故に遭ったのか。

 関係者によると、長良さんは米ゴルフツアー、ソニーオープンの開催コースとして知られる名門「ワイアラエカントリークラブ」の17番から18番ホールに向かう途中、カートの運転を誤って小川に転落。カートの下敷きとなり死亡した。

 「17番ホールにはティーグラウンドから約170ヤード先にホールを横切る小川がある。水かさはないが、コンクリートで固められている。見通しはよく、長良さんも何度もプレーしていたが、ブレーキとアクセルを見誤ったのではないか」(芸能プロ関係者)

 緊急搬送されたが、まもなく心肺停止状態となり、心臓マッサージなどの甲斐もなく心不全で亡くなった。カートに同乗していた男性は足を骨折して入院した。

 無類のゴルフ好き、ハワイ好きで、仲間の面倒見が良かった長良さんは昨年ごろ、念願だったこのコースの会員になったばかりだったという。

 演歌を中心に芸能界に深く根を張り、人望が厚かった長良さん。

 「かつては雪村いづみ、弘田三枝子、さらには故・水原弘さんなどのマネジャーを務め、独立後は、梅宮辰夫や中村玉緒、グッチ裕三ら俳優も育てた。現在は山川豊、田川寿美、氷川きよし、水森かおりをはじめ、AKB48から初の演歌歌手となる岩佐美咲も所属。まさに、芸能界の中心的な存在でした」(芸能ジャーナリストの渡邉裕二氏)

 中でも2000年の氷川のデビューは、低迷していた演歌界を救ったといわれ、長良さんが自ら発掘、宣伝、制作などの陣頭指揮に立った。

 また、先ごろ65歳で亡くなった歌手、安岡力也さんの面倒も見ていた。

 「闘病生活を送ってきた力也さんの治療費を支え、24日に予定されている『お別れ会』の発起人にも名を連ねていた。とにかく義理人情に厚い人」(渡邉氏)

 長良さんは、岐阜の親類に疎開した経験から、水泳で親しんだ長良川の清流が忘れられず、雪村いづみから「長良じゅん」と命名された経緯がある。これからの演歌の川の流れは、どうなるのか。

 

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