「昔、中途半端にやっていた小森愛を復活させて、ちょっと周りを驚かしてみようかな、という感じでした。なんか、普通のOL生活がつまらなくなってしまって」
22年前、彼女は突然現れた実にミステリアスな存在だった。
美少女レーベル、宇宙企画のイチオシでありながら、関連出版社である英知出版(2007年倒産)のグラビア誌にしか出ない。
彼女の情報は極端に少なかった。
「とにかく目立たないようにしていましたから。親バレNGっていうのもあったし、ハードなものも一切やりません、と断言してましたし」
数多くのAV作品に出ているイメージがあるのだが、実は当時出演したのは3本のみ。
「でも、英知の雑誌とビデオマガジンには毎月出ていたので。でも、そのほとんどが2次使用なんです。当時、ちゃんと撮影するのは月イチとかでしたね」
そもそもキッカケは街頭でのスカウト。ちょうど求職中だった。
「何もわからないまま出版社に連れてこられて専属契約ということになって。最初は写真集の話で沖縄ロケに。普通に水着や下着の撮影してたんですけど「じゃあ、脱いで」と突然。ええっ! 聞いてないよぉ! という感じでした。でも。逃げるに逃げれない状況で……仕方なく脱いで」
当時、たしかになぜかヌードだと彼女は暗い顔をしていたのだ。
「絶対に笑ってやるものか! と(笑)。使われたくない変なポーズの時も、シャッターのタイミングでわざと目つぶったり。私のなりの反撃」
専属ともなれば、莫大なギャラが支払われたと思うのだが。
「お給料プラス歩合。OLより少し多い程度でしたよ。あの当時、開き直ってバンバン出ていたら少しは違ったかもしれないけど」
引退後にもいろいろな噂があった。脱いだのは舞台活動、音楽(バンド)活動への資金稼ぎ説、結婚して2児出産説。
「舞台もバンドも軽いノリで出ただけなんです。結婚もしてないし、子供も産んでません。まあ、自由に想像していただいてOKなんですけどね(笑)」
なんと現在42歳独身。伝説の美少女は、現実の美魔女となって戻ってきてくれた!
■小森愛(こもり・あい) 1969年7月22日生まれ。158センチ、B80W58H80。1989年『愛が降ってきたよ』(宇宙企画)でAVデビュー。宇宙企画の美少女路線を確立させた。実質的には約2年の活動で引退。伝説の美少女の異名をとる。
昨年12月に『小森愛 復活』(アリスJAPAN)でAV復帰。最新作は、あす22日リリースされる『夫の瞳に映るのは犯されてる私』。ファンイベントなどの詳細はメーカーのHP(http://www.alicejapan.co.jp/)で。