(71)ゼロマンション

2012.07.03

連載:ピンスポ


本公演出演者たちによる集合写真【拡大】

 劇団紹介コーナー『ピンスポ』第71回は、ともさかりえ・蒼井優といった人気と実力を兼ね備えたアクター揃いのプロダクション・イトーカンパニーが新たに手掛けるエンターテイメント演劇ユニット「ゼロマンション」(http://www.itoh-c.com/zero/)を紹介します。 

 7月11日(水)〜7月14日(土)に計5公演、笹塚ファクトリーにて旗揚げ公演『龍馬がいっぱい』の上演を控えたゼロマンションの稽古場へ。演出の吉谷光太郎、そして岡本光太郎、弓削智久、落合モトキ、吹田早哉佳の豪華キャスト陣を直撃した! 

 「ゼロマンション旗揚げ公演『龍馬がいっぱい』を演出させていただきます吉谷です。これまで若手男性を演出する機会が多く、今回の芝居はアクションもあるということで、そういう意味では自分が今までやってきたものをキャストたちにしっかり伝えることが出来るかなと思っています。暑苦しい現場は本当に慣れているんですよ。華やかさのない、体育会系のノリ(笑)。でも、それこそイトーカンパニーの先輩キャストたちがしっかりしているので、強いスポーツチームの良さを持った体育会系空気でやれています。今回、一部キャストを除いてはオーディション形式で役を決めていったのですが、何と言うか、そのオーディションに入っていく姿勢、役を勝ち取ろうとするパワー、協調性がありながらの競争意識……そういったものが非常に上手い形で表れていました。このメンバーなら“大丈夫”と心から思えましたね! これから活躍していくという役者が多い団体だけに、伸びしろも大きく、個人的にも今後がとても楽しみなメンバーが集まったと思っています。ぜひ今のうちからチェックしてほしいです! 本作は、登場人物たちがウソをつくことで、勘違いが生まれ、そこからどんどん広がっていくというシチュエーションコメディーです。疑いの中で物語が進んでいくのですが…歴史ファン・龍馬ファンも納得のいくほどに、時代背景がしっかりした本となっているので、単なる空想話になっていません。時代ものとして存分に楽しめるものとなっています! とにかく、コメディーならではの言葉のリズムやテンポが大事になってくる作品だと思っていますので、立ち稽古もそうですが、読み合わせの時間を敢えて多くとっていますね。クオリティーの高いコメディーを皆さんにお見せしたいと思います! そして、本作を演出する上でもう1つ心掛けていることは、オープニングダンスや殺陣といった部分の完成度も高めることです。自分に課せられているのは『龍馬がいっぱい』という作品を作るだけでないと思っています。ゼロマンションという団体の旗揚げをいかに魅せるかも重要だと思っています。芝居を作り込むだけでなく、ショーアップしていく必要があると思っているんです! ですので、そのへんも注目していてほしいと思います。“らしさ”をしっかりお伝えしたいですね! メンバーの多くはまだアクセルを踏み始めたところです。ユニットの旗揚げという《爆発する瞬間》をぜひ目撃して下さい。見た目のカッコ良さだけではない、内面のカッコよさを追求しているイケメンたちにぜひ会いに来て下さい!」(吉谷)

 「ニセ龍馬を装って女性をたぶらかす雪之丞という役を演じさせていただきます。雪之丞は本作においてちょっとした味付けみたいな役でしかありませんが、役者としてはある意味おいしい役といいますか、色々と遊べる役だと思っています。何より、自分はこういう役をこれまでにやったことがなかったので、すごく楽しみなんです!…これまでにやらせていただいた笑いを取る役は、それでもどこかで2枚目な部分があったりしたので、雪之丞のように、カッコ悪いところが本当にただカッコ悪い役というのは、それだけでワクワクさせられますね(笑)。中途半端にならないように、崩して演じる部分はハッキリ崩して演じなければと思っています。もちろん、他の登場人物もそれぞれ魅力的ではありますが、自分としてはこの雪之丞という役で役者として新たなチャレンジをさせていただきます! あ、誤解のないように1つ……この作品は登場人物が魅力的なだけではありません。この作品はとにかく原作が面白い! スピーディーな話の展開で初演(気晴らしBOYZ)もかなりお客様の反応が良かったみたいです。初演に負けないよう、自分たちならではの部分(ダンスや殺陣など)も上手く出すことが出来ればと思っています! そして……本公演がゼロマンションの旗揚げ公演となります。自分がリーダーということになっています。自分が1番年上……実は初めてなんです。いつの間にか自分もそういうポジションになったんだなあと(笑)。とはいえ、リーダーリーダーするつもりはありません。弓削くんと一緒に若手を引っ張りつつも、いい意味で切磋琢磨し、緊張感ある空気を作っていきたいと思っています。1人の役者としての部分は常に持ち続けていきたいと思っています! 本公演を通じて皆成長して、今後の色々な仕事に繋がっていけば嬉しいですね。ぜひ観に来て下さい!」(岡本)

 「幕末期の龍馬のウワサだけが先行している時代背景……自分が演じる役は、ニセ龍馬の1人です。ニセ陸奥と一緒に闊歩しています。でも、本当はただの薬売り(笑)。龍馬を演じている時とただの薬売りに戻った時のギャップを上手く見せたいですね。思い描いている龍馬をカッコよく演じている時と、素に戻っての気の弱い男のギャップを。土佐弁と普通の言葉をテンポよく使い分けて。あ、土佐弁、敢えて勉強していません。役同様、『きっと土佐弁をしゃべる龍馬はこんな風だろう』みたいな感じでと思っているからです。セリフにも『土佐弁板についてきたか?』とニセ陸奥に確認するシーンもあるくらいなんで。とにかく、このニセ龍馬は適当な男です。自分と似ている部分はあるのかなぁ……自分が適当な男とは思わないですけど、すんなり役に入れているのでもしかしたら(笑)。まあ、魅力的な役であることは間違いないので、自分の内面から出る部分を上手く引き出せればいいですね。最近舞台の出演が続いているのですが、本当に役に恵まれていて……先日はボクサーの役をやらせていただいたのですが、最後までしっかりと演じ切ることが出来たので、その勢い・モチベーションを引き継いでやれればと思っているところです! 岡本さんも言われてましたが、自分より下の子たちとやる現場も最近多くなってきました。“背中を見せる”…なんて思いはないんですけど(笑)、自分が何かやることで共振していけばいいかなと考えています! まだ稽古始まったばかりですけど、演出家の吉谷さんは非常に合うタイプではないかと思っています。稽古の途中途中に言われる言葉に共感出来て……いい意味で戦って、素晴らしい作品にすることが出来ればいいなぁと。とにかく、男なら1度は憧れる幕末の物語! 歴史好きの方にも存分に楽しんでもらえるはずです。ぜひ劇場へ足をお運び下さい」(弓削)

 「宿屋の2代目若旦那を演じます。いい人はいい人なんですが、考えに穴が開いていておっちょこちょい(笑)。お調子者なところのある役です。宿屋が繁盛するために試行錯誤していたところ、時の人である“坂本龍馬がうちの宿屋に来た!これでうちも繁盛するかも”と、それがニセ龍馬とも知らずに舞い上がって、次々と3枚目なことを繰り広げていきます(笑)。この若旦那はとにかく他人のために尽くすことが出来る人……まあ、そこは自分にはない面かなと。あ、思いやりはありますよ(笑)。えー、実は殺陣の稽古をこの数ヶ月頑張ってやってきたんですけど……もしかしたらないかもしれないんです。それが少し残念ですね。とはいえ、ちょっとでもそんなシーンがあるなら全力で頑張りたいですし、なかったら次の作品で披露したいと思っています! 舞台は本作が3作目となります。映像の仕事が多い自分にとって、舞台をやる度に思うのは“積み重ねの大切さ”ですね。役を探り探り時間をかけて作っていく……なので、舞台のほうが後悔すると深そうな気がする(苦笑)。でも、まあ、だからこそ、後悔することのないよう稽古をもっともっと充実したものにしたいと思ってるんです! ゼロマンション旗揚げ公演『龍馬がいっぱい』、絶対損はさせません。いいものをみんなで作り上げてみせます。劇場でお待ちしてます!」(落合)

 「芸者・初音(はつね)を演じます。初音は芸者としてだけでなく、別の顔も持っているのですが……ちょっとこれ以上は言えません。とにかく、すごい頭がいい女性で、色気もあり、男性陣をメロメロにさせておいて“でも実は”という、ルパン三世の峰藤子みたいな役とだけ言っておきます(笑)。時代背景に合わせて、今の時代とはまた違った女の色気を存分に出せたらいいなと思っています。あ、色気だけでなく、強さも存分に見せたいですね。殺陣もあるんで! 殺陣の稽古、すごく楽しいんです。半年やってきていますが、ある時、『急に上手くなったね』と褒められて……それ以降、ますますヤル気になってます。あ、私、褒められて伸びるタイプなんです(笑)。殺陣の部分でも稽古の成果をみなさんにお見せしたいですね。女性のお客さんにはあまり好かれない役かもしれないですけど(笑)、だからこそ『なんだあいつ』って思われたいですね。嫌われたら本望です! まだ探っている状態ですけど、面白い芸者が出来たらいいなと思ってます。とにかく観に来ていただければ、今話せない部分も分かっていただけるかなと。今回は男性ばかりの現場ですが、同じ事務所の役者ばかりなので、ある意味とてもやりやすいです。稽古入る前に役者同士の距離を縮めるみたいなことをしなくていいので、その分も最初からすぐに演技稽古に入れています。だからこそ、しっかりしたものを皆さんにお見せしなければならないというプレッシャーもありますが(笑)。殺陣だけでいえば半年かけてやってきています。この間やってきたことの全てを出し切れるよう頑張りますので、ぜひ観に来て下さい!」(吹田)

ゼロマンション旗揚げ公演『龍馬がいっぱい』

【日程】7月11日(水)〜7月14日(土)計5公演

【会場】笹塚ファクトリー

【作】 田中大祐

【演出】吉谷光太郎

【出演】岡本光太郎、弓削智久、落合モトキ、岸田タツヤ、吹田早哉佳

白水萌生、辻本優人、小川慧、関野翔、樋口裕太、育乃介、勇人、折居志信、錦織聡、中村祐志、天野哲也

【公演概要】殺陣、アクション、ダンスを融合したパフォーマンスを披露するユニットの御披露目公演。幕末、世の龍馬ブームに乗っかった男達の身に降りかかる奇想天外な事件とは!? 抱腹絶倒幕末妄想アクションコメディ!

【サイト】http://www.itoh-c.com/zero/

■取材先劇団募集

『ピンスポ』は取材先劇団・ユニット様を大募集中です。詳細は本コーナーをプロデュースするコンテンツプロダクション・株式会社ルートデザインまで! 

【公式サイト】http://contents-pro.com

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次回(第72回)の掲載は7/17(火)です。お楽しみに!!

 

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