宝塚歌劇団出身の元女優が卑劣な犯罪に手を染めていた。警視庁滝野川署は3日、出会い系サイトで知り合った男性から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで宝塚歌劇団に所属していた元女優、金林真貴容疑者(44)=東京都世田谷区=と、指定暴力団住吉会系組員、煙山祥裕容疑者(55)=覚せい剤取締法違反罪で服役中=を逮捕した。
逮捕容疑は、共謀して昨年12月25日、都内の喫茶店で、タクシー運転手の男性(55)に金林容疑者を妊娠させたと言い掛かりをつけて「俺はやくざだ。誠意を見せろ」と迫り、10万円を脅し取ろうとした疑い。
宝塚OGの美人局とは前代未聞だが、滝野川署によると、金林容疑者は、男性と出会い系サイトで知り合ったと話していて、「脅してお金を取るつもりはなかった」と容疑を否認している。
現役時代は目立つことがなかったようだ。聖心女子学院高等科を経て、1987年に宝塚音楽学校を卒業して歌劇団に入団。「浜風愛」の芸名で、娘役として宝塚女優のスタートを切った。同期からは、天海祐希(44)、姿月あさと(42)、絵麻緒(現・えまお)ゆう(44)、匠ひびき(42)の4人のトップスターを出している。異色なところでは、テレビの通販番組で人気キャスターとなっている白帆まり(現・長谷川香子)がいる。
まさに当たり年の73期生だったのだが、浜風は3年で退団。宝塚は試験で序列が明確になる徹底した成績主義で、浜風こと金林容疑者は42人の同期生のうち40番目の成績だった。「この期は天海が早くから注目されていた。浜風愛というのは、聞いたことはあるが舞台は全然覚えていない。研3(3年目)で退団というのは、将来が見えるのが早い娘役で、自分には先がないと悟ったからだろう」と、宝塚に詳しいある演劇ライターは話す。
第二の人生を転げ落ちた金林容疑者。天海ら同期生は苦々しく思っていることだろう。




