岩崎宏美“さだまさし”に心酔する理由…新アルバムは全曲さだ作品

★大人のエンタメ

2012.07.17


「Dear Friends VI さだまさしトリビュート」岩崎宏美【拡大】

 〈さだまつり〜40周年記念コンサートツアー〜〉が全国各地で開かれている。これは各会場2Daysで行うシンガー・ソングライター、さだまさし(60)の特別企画で、初日はトーク中心の前夜祭、2日目は歌中心の後夜祭。今月4日、東京国際フォーラム・ホールAの後夜祭に岩崎宏美(53)はいた。

 「私は熱狂的なさだまさしファンで、まさし教の信者です。だから2日間とも見たかったんですが、残念です」

 そんな“まさし教”の彼女が4年ぶりのシングルに選んだのはさだの名曲「いのちの理由」、そして彼女が歌い継ぎたいジャパニーズ・ポップスの名曲の数々をカバーするというコンセプトのカバー・アルバム・シリーズの最新作『Dear Friends VI さだまさしトリビュート』はそのタイトル通り1枚まるごと(全12曲)さだ作品となった。なぜ全曲さだ作品になったのか?

 「大好きだからなんです。昔から仲良くさせていただいているんですが、ここ10年ぐらいかな、自分の中でいろいろ大変な時期や立ち止まった時期に、こういう歌を書けるさだまさしさんはすごいなと思って。彼の曲を聴いて自分を奮いたたせる中で、まだまだ歌いたい曲があると思いました」

 彼女が最初にカバーしたさだ作品は「夢」。この曲をシングル・リリースしてすぐ彼女は声帯ポリープを作り手術。そのとき、さだが「これまで長い間、頑張ってきたんだから、神様が少し休みなさいと言ってくれているんだよ、心配しないでしっかり治療しなさい」と言ってくれたことが救いとなり、さらにファンになったという。以来、「歌いたい曲を見つける」と、さだ作品を聴き続け、カバーをしてきた彼女。アルバムを作ることが決まったとき、最初に「歌いたい」と思った曲は「奇跡」だという。

 「この歌をどうしても歌いたくてこのアルバムを作ったんです。去年の震災で皆が胸を痛めていたとき、この歌でどれだけ元気をもらったことか。私自身もまさしさんのコンサートでこの曲を聴いたときに声を押し殺して泣きました」

 収録曲にはさだ自身のオリジナル曲とさだが山口百恵や雪村いづみに提供した「秋桜」「虹〜Singer〜」などがあるが、それらの全ての曲に関して「自分のために作られた歌のように歌わせていただいています」と岩崎は話す。さだと岩崎のコラボレーションがオリジナルを超えたと言っていい。(音楽評論家・冨澤一誠)

 

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