イルカの楽園“御蔵島”知られざる魅力に迫る

★ネイチャードキュメントシリーズボクらの地球「イルカの島の奇跡 東京の秘境・御蔵島」(BS朝日、11月3日午後7時)

2012.10.30


奇跡の島の海で遭遇できるイルカたち(Ayano&Dolphin)【拡大】

 「自然と人間との共生」をテーマに、壮大な自然と、その中で暮らす人々を取り上げるネイチャードキュメンタリーシリーズ「ボクらの地球」。今回は、東京都心から200キロメートルの伊豆諸島・御蔵島がテーマ。世界でも類まれな豊かな自然があり、“奇跡の島”とも呼ばれている秘境だ。

 島の魅力を探る旅に出たのは、女優・中越典子。水中写真家・鈴木あやのさんとともに、神秘の海と、巨樹の森を行く。

 人口約300人。外周16キロメートルの島は、東京から最も近い秘境と言われている。うっそうとした原生林と断崖絶壁に囲まれた神秘的な森は、巨樹群として日本最大級を誇る。亜熱帯植物から高山植物までさまざまな植物が繁茂し、100万羽以上のオオミズナギドリが集まる営巣地もある。

 そして、この島を一躍有名にしたのがイルカ。野生のミナミハンドウイルカが100頭以上もすみつき、まさにイルカの楽園。しかもイルカたちと一緒に泳ぐこともできるという。メスの多くが子供連れで、かわいい赤ちゃんイルカを見ることはもちろん、彼らの生活そのものを身近に感じられる。

 今回、長期間の密着取材で、カメラはイルカたちの愛情を物語る貴重なシーンを収めた。死んでしまった赤ちゃんを口で運ぶ母親らしきイルカ。赤ちゃんを懸命に水面に押し上げ、呼吸させようとしているのだろうか。しかし赤ちゃんはぐったりとしたまま、再び動くことはなかった。そして、いつの間にか周りにはイルカの大群が…御蔵島で生きるイルカたちが集まってきたのだ。なぜ彼らは寄り添うように泳ぐのだろうか?

 この島の自然が注目を集めるようになったのは、10年ほど前から。島の周囲に定着したイルカたちの生態も、実はあまり知られていない。

 奇跡の光景を支える御蔵島の森と生き物たち。命の循環と自然の神秘を、美しく詩情あふれる映像で堪能できる。 (和)

 

注目情報(PR)