久石譲の娘・麻衣が語る“親子の葛藤” 歌手になる…父の説得に3年

2012.11.14


久石譲の愛娘、麻衣がコンサートデビューする【拡大】

 ジブリ映画や北野武監督作品で知られる作曲家、久石譲氏(61)の長女で歌手の麻衣(まい、33)が初のソロコンサートを開くことになった。歌手になるまでの親子の葛藤や公演への意気込みを語った。

 4歳の時、父が音楽を担当した宮崎駿監督作品「風の谷のナウシカ」で、ナウシカの回想シーンの「♪ラン・ラン・ララ〜」という印象的な歌声を披露したことで有名な麻衣。6歳でNHK東京放送児童合唱団に所属し、クラシック畑の父の影響を受けて育ち「父と同じ音楽オタクです」と照れ笑い。

 18歳の頃には「歌手になる」と決めたが、「父の説得には約3年かかった」と今度は苦笑いだ。

 「なかなか父に言い出せなくて…。勝手にいろいろ音楽活動を始めていくうちに徐々に認めてもらえました」

 成城大を卒業後、米シリコンバレーにあるメンロー大学で学んだ。

 「違法ダウンロードや著作権が問題化していた時代で、法律や音楽ビジネスについて学びたいと思いました。開けた扉から視界がすごく広がり、本当に行って良かった。でも、寮生活では音楽に触れる場があまりなくて…。音楽がないと、心が貧しくなるんだなぁと」

 帰国後の2005年に父が作曲した韓国映画「トンマッコルへようこそ」のテーマ曲で歌手デビュー。「崖の上のポニョ」のイメージアルバムに収録された「ひまわりの家の輪舞曲」や、任天堂DSソフト「二ノ国」テーマ曲、オリジナルアルバム「麻衣」(ビクター)などで一歩ずつ歌手としての階段を歩んできた。

 「父の姿を見て、雰囲気で歌ったり曲を作ったりせずに、私にしかできないことをしていきたい、と。4年くらい前にはPCでの音楽作り、多重録音を覚え、今はオペラを習っています。全部自分で作りたい。その辺りは父と似ています」

 久石氏からは、「ドラムが入るジャンルや、エレクトリックな曲には声質が合わない」と苦言が飛ぶなど、日々、親子の葛藤があるようだが、たまに、「あれ良かったよ」と素っ気なく誉められるとか。

 初のソロコンサートは山河に恵まれた北信州の長野県中野市で開く。「父の故郷で、数年前からオファーをいただいてまして。将来はNYなど海外でも公演したい」と、背中を追い、そして乗り越えようとしている。

 ■初ソロコンサート

 ソロコンサートは、12月2日午後3時から、長野県中野市市民会館で。目玉は、映画「となりのトトロ」のストーリーをナレーションとオーケストラ音楽で再現した「コーラス・ストーリーズ となりのトトロ」(未CD化)。ご当地ゆかりの作曲家、中山晋平の作品やクリスマスソングなど14曲を披露。問い合わせは、公演事務局((電)0269・22・2111)。

 

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