森光子さん、知られざる私生活…恋と卵と悲しいファクス

2012.11.15

 私生活ではNHK大阪放送局の社員らと2度の結婚・離婚歴があり、作家の水上勉氏や五味康祐氏との恋愛が取り沙汰されたこともある森光子さん。東山紀之(46)や滝沢秀明(30)らジャニーズ事務所のタレントにも慕われるなど生涯枯れない“恋ごころ”と、ストイックなまでの健康管理が長い女優人生を支えた。

 2010年の「新春 人生革命」を最後に舞台を離れていたが、「家ではストレッチを欠かさず、体調が良いときは近所を散歩するなど、舞台復帰をあきらめていなかった」と親交のある人物が明かす。

 主演舞台「放浪記」に2017回出演し、国民栄誉賞を得た頃は、足腰を鍛えるスクワットを朝晩75回計150回、多いときは計200回毎日欠かさず実行していた。

 また、70を過ぎ老境にさしかかってからも「1日に卵を7、8個食べるわよ」と公言。体力作りを怠らなかったのは、若いころから病魔に悩まされ続けたからだ。

 戦時中、栄養不足から肺結核にかかり、左肺の機能が衰え療養。

 1949年の秋、京都の映画館で偶然出会った小学校の同級生で京大医学部卒業の医師が、「顔色が悪いよ」と心配し、当時国家公務員の月給より高かった特効薬ストレプトマイシンを森さんに無償で投与。この医師とその母親の好意により、3年半、京都市山科区のサナトリウムで療養し、31歳で社会復帰した。

 その後も、人気絶頂を迎えていた65年、乳腺腫瘍の摘出手術を受け、67年には急性肝炎で1カ月通院。84年ごろから尋常性白斑というマイケル・ジャクソンと同じ皮膚の色素ができなくなる病気に。これを知らない若い女性記者から、「肌が白くて、おきれいですね」と言われ苦笑したエピソードも残っている。

 2000年11月には16年間悩んだ白内障の手術をした。

 晩年は自宅でテレビを楽しむこともあり、昨年夏、サッカー女子W杯を制したなでしこジャパンが国民栄誉賞を受賞した際には、“先輩”として、「全ての日本人の“ほまれ”です」「沢山の元気をありがとうございました。万歳!」とファクスでエールを送った。

 外部との連絡は、電話よりもっぱら直筆によるファクスが多かったが、「心ない人から週刊誌のコピーを送りつけられ傷つくこともあった」と深いつきあいの芸能関係者が明かしたことがある。

 2009年のNHK紅白歌合戦にゲスト出演した際に、「様子がおかしい」と週刊誌で報じられたのだが、「あのお年で長時間の生放送の短いコーナーで、急にコメントを振られた。姿を追うカメラも森さんが戸惑う様子を大写しにして意地悪だった。あれ以来、マスコミの前に出るのが怖くなったようです」(同関係者)。

 もう一度、舞台で見たかった。

 

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