グルメ漫画「食の軍師」爆笑取材秘話!「泉昌之」を直撃

2012.11.21


作・久住昌之(左)、画・和泉晴紀(右)。18歳のころに出会い、雑誌『ガロ』でデビュー。以後、泉昌之の名義で数々の作品を発表【拡大】

 21日深夜放映のドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の原作者、久住昌之氏。現在、週刊漫画ゴラク(日本文芸社)連載中の『食の軍師』も彼が手がける作品のひとつ。カルト的な人気を誇る同作の爆笑取材秘話を盟友、和泉晴紀氏とともに語ってもらった。

 和泉 そもそもグルメ漫画なのに、どうして軍師にしたんだっけ?

 久住 ちょうど横山光輝の三国志を読んでいたから。“蜀”の国と“食”をかけたのに何も伝わってない(苦笑)。

 和泉 本当は単発の読み切りだったはずなのに連載になっちゃった。

 久住 最初の「おでんの軍師」(1巻収録)に考えた設定だから次から大変で。何で軍師にしたんだろう(苦笑)。ただ、取材は楽しいよね。とんでもない店も多いけど。

 和泉 「軍師、名古屋へ(二日目)」(2巻収録)に登場したラーメン屋はすごかった。今はもう店を閉めたけど、営業は夜中の2−4時の2時間だけ。ラーメンの上に盛られていた大量のもやしにキャベツ、豚バラ肉には味がない(笑)。

 久住 だから、店には中濃ソースがあって、ラーメンなのに「それをかけて食え」と。あと茹でたうどんと焼きそばの麺もあって、好きなだけ入れていいことになっていたね(笑)。

 和泉 取材は毎回行き当たりばったりだけど、ちゃんとしたグルメ漫画じゃないし、その辺がいい感じで出てると思う。

 久住 「軍師、水戸へ」(2巻収録)に登場したラーメン屋も、そこに行きたいのに聞いても地元の人から名前すら出てこない。地元じゃ当たり前すぎて無意識に隠れちゃうんだよね。でも、そうやって探す楽しみもあると思う。『食の軍師』を読んで、ここがどの店か、探してみるのもきっと面白いんじゃないかな。

 

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