大河ドラマは綾瀬はるかで蘇る! 時代劇コラムニスト・ペリー荻野氏

2013.01.05


ピュアな魅力の綾瀬はるかが、女の一生をどう演じきるか【拡大】

 2013年のNHK大河ドラマは、綾瀬はるか(27)主演の『八重の桜』(1月6日スタート)だ。残念な結果だった『平清盛』からどう巻き返すか。「ふたつの意味で、画期的な大河ドラマ」と時代劇コラムニスト、ペリー荻野氏が紹介する。

 ◇ 

 1つ目は、歴代大河ドラマとは無縁だった実在女性を主人公にしていること。このところ、有名どころが主役だった大河で、今回のヒロイン・新島八重は、ほぼ無名の存在。明治が舞台になるのも28年ぶりだ。しかし、幕末から昭和7年に没するまでの彼女の人生は、革新に満ちている。

 「戊辰戦争で男装して銃を持って戦い、幕末のジャンヌ・ダルクと呼ばれた」「同志社大学を創設する新島襄(それを演じるのがオダギリジョーってダジャレかと思ったけど)と2度目の結婚。天下の悪妻と呼ばれながらも夫からは“ハンサムウーマン”と呼ばれ愛された」「日清・日露戦争では、篤志看護師として活動した“日本のナイチンゲール”」…。ジャンヌ・ダルクでハンサムでナイチンゲールって、現在でもそうそういる女子じゃない。

 綾瀬が演じるのも面白い。なんたって、ドラマ『ホタルノヒカリ』では「仕事は頑張るけど、うちではグータラが一番」とダサいジャージーで新聞紙にくるまって寝たりする干物女、映画『おっぱいバレー』では「試合に勝ったらおっぱいを見せる」と約束して男子生徒を発奮させてしまう先生など、「頑張っているのにどこか抜けてる女子」を演じさせたら天下一品。それがジャンヌ・ダルクって大丈夫!?

 いやいや、ご心配なく。実は綾瀬、中学時代に中国地区の駅伝に出場したほどのタフな足腰の持ち主。戦場での過酷な動きもどんと来い、の貴重な女優なのだ。

 そして第2の画期的な点。それは八重の故郷会津を中心に、東北応援ドラマになること。共演には福島出身の西田敏行はじめ、東北ゆかりの俳優が多数集結。八重は多くの人々の思いを背負い、時代を駆け抜ける。

 やるべきことが山積する現代ニッポンで男性はうつむきがち。戊辰戦争の負け戦から立ち上がったヒロイン八重が、「卑怯なことはならぬ」「弱い者いじめはならぬ」など、「ならぬものはならぬ」という会津の教えを胸に、2013年の日本に明るく「喝」を入れてくれる気がする。

 

注目情報(PR)