“おトメさん”黒木瞳に注目!乙女チックな“妄想癖”主婦演じる

2013.01.30


1月ドラマで異彩を放つ黒木瞳【拡大】

 新ドラマの滑り出しがいい。初回視聴率のほとんどが2ケタとなり、視聴者がどのドラマを見続けるか選択に迷うところとなっている。ただ、全てが良質で粒ぞろいというよりも、互いを気にし合いながら背比べしているように見える。

 嫁姑の関係を描いた『おトメさん』(テレ朝系木曜21時)。嫁姑と聞くと、互いの主婦主導権争いのようなバトルを思い浮かべがちだが、『おトメさん』はひと味違う。

 “おしゅうとめさん”をもじっておトメさんを自称する、やや乙女チックな妄想癖のある主婦を演じる黒木瞳と、何やらワケありの様相を呈している嫁・相武紗季との駆け引きを軸にドラマが展開する。

 天真爛漫で明るい嫁を装う裏には何か秘密がありそうだと直感した姑。得体の知れない嫁から家族を守るためにと、嫁の秘密を探り始める姑は、被害妄想で自意識過剰。それが時にコミカルに描かれ、さすが黒木と思わせるような巧みさを見せる。

 脂ののった女優陣が活躍する今期ドラマの百花繚乱の中で、黒木も勝負に出たようだ。

 触発されたのか、相武も、表裏のある女性を微妙な表情で演じ分けている。女優としてステップアップできるチャンスが来ている。

 黒木の夫を演じているのが石田純一。このところ、クイズ番組を始め、バラエティータレントの様相を呈していただけに、久々のドラマ感がある。

 その石田が演じるのは、会社ではしたたかさを見せるが家庭では事なかれ主義のような黒木の夫役。これが実にハマリ役のようで、おそらく新婚家庭でもこうなのではないか、と視聴者は勝手に想像してしまいそうだ。

 高級住宅街を舞台にした湊かなえ原作のサスペンス『夜行観覧車』(TBS系金曜22時)。

 人気原作ものは、ドラマを見る前から期待度が高くなる。それが吉と出るか凶と出るか。

 無理をして一軒家を購入した庶民代表のような一家の主婦を鈴木京香が演じる。

 ご近所の開業医の妻・石田ゆり子、古くからこの地に住み、住宅街を牛耳る夏木マリなど、癖のある主婦がそろう。

 どこか80年代の大ヒットドラマ“金妻”をほうふつさせる。ただ、ここで巻き起こるのは金妻のような不倫ではなく、住宅街での家単位のイジメ、さらには学校での子どもたちのイジメ、家庭内暴力、そして殺人事件まで。現代の縮図がここにある。

 「どこの家庭にも必ず隠しておきたいことがある」と夏木がつぶやくように、この住宅街にはドス黒い何かが渦巻いているのだろうと想像させる、女優陣の演技がいい。

 特に夏木の、気位が高く、底意地が悪そうで慇懃無礼な笑顔は、まさに天下一品。目がまるで笑っていない演技はさすがである。

 話題の剛力彩芽主演の『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジ系月曜21時)。人気ライトノベルのドラマ化で、アイドルドラマだと揶揄されもしたが期待度は高く、初回の視聴率は14・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と大健闘。ネットでの評価では、原作ファンにはあまりよろしくないが、原作を知らない人たちには面白いと評判。

 今後、剛力がどこまで、古書店という静謐さの中で表現力を見せていくか、今年の剛力の活躍を占う指標になるとみる。

 ■酒井政利(さかい・まさとし) 和歌山県生まれ。立教大学卒業後、日本コロムビアを経てCBS・ソニーレコード(現、ソニー・ミュージックエンタテインメント)へ。プロデューサー生活50年で、ジャニーズ系・南沙織・郷ひろみ・山口百恵・キャンディーズ・矢沢永吉ら300人余をプロデュースし、売上累計約3500億円。「愛と死をみつめて」、「魅せられて」で2度の日本レコード大賞を受賞した。2005年度、音楽業界初の文化庁長官表彰受賞。

 

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