「さらば青春の光」専属契約解除の波紋…松竹芸能“破門状”の真相

2013.01.30


4月からフリーとなる「さらば青春の光」。左が森田、右が東口【拡大】

 「キングオブコント2012」で準優勝となり、グングン知名度を上げてきた人気お笑いコンビ「さらば青春の光」が、所属していた松竹芸能との専属契約を今年3月末で解除されることになり、波紋を広げている。

 「さらば青春の光」は大阪出身の森田哲矢(31)と東口宜隆(27)のコンビで2008年に結成した。「コントも漫才も器用にこなし、『大阪から若手最強の刺客がお笑い界に殴り込み!』という触れ込みでグイグイと実力を発揮し始めてきた。特に、『痛いの痛いの飛んで行け』を略した『イタトン』のフレーズで人気になった」と演芸評論家の高山和久氏は説明する。

 大ブレーク寸前だったが、今月半ばになって、25日の大阪、2月15、16日の東京での単独ライブが突然中止になった。そして28日に松竹芸能が公式サイトに、「2013年4月1日以降は、スケジュール管理を含めて弊社との関わりは一切ありません」と契約解除の報告と、「これ以上彼らの芸能活動を支えることが不可能」との理由を掲載した。「あれでは、まるで破門状。かなり厳しい意味を含んだ業界向けの告知」と、お笑い番組関係者は話す。

 東口はツイッターなどで「不祥事でもトラブルでも解雇でもない」「4月からは東京に拠点を移し、フリーで一から頑張っていく」と説明している。だが、先の番組関係者は「2月末には、同じ事務所の『うしろシティ』とのコラボレーションDVD発売も決まっていた。事務所側は契約解除について説明をしないが、それは事情を察してくれ、ということ」と明かし、さらにこう話す。「東京の芸能事務所がお笑い部門を拡大しようとしていて、そこから声がかかっていたようだ」

 芸能界で最大のタブーの1つが合意なき事務所の独立・移籍。「昨年の小林幸子の例を挙げるまでもなく、話し合いを尽くさないままでの独立・移籍は尾を引く」と芸能事務所関係者は話す。

 お笑い芸人の独立・移籍はB&B、大平サブロー・シローに例がある。最近では爆笑問題だ。「ラ・ママ新人コント大会」をきっかけに太田プロと契約したが2年後に独立し、メディアから姿を消した。その後、自らの事務所を設立するまでは映画などで地道に活動を続け、「ボキャ天」ブームで再ブレークした。

 円満独立もある。松竹芸能ではオセロ・松嶋尚美(41)が2007年に独立。オセロとしては松竹芸能所属だが、個人の仕事は別の事務所が担当。サンドウィッチマンも担当マネジャーが3年前に立ち上げた新事務所に移籍する円満独立を果たしている。

 「義理を欠いた独立・移籍では、最低1年間は表舞台に立たないのが暗黙のルール。その間、ライブはもちろんブログの更新もダメ。1年も露出がないと忘れ去られてしまうのがオチ」とベテラン放送作家は話し、こう続ける。「松竹芸能は創業当時から、コンプライアンスと企業倫理を貫く方針。その一方で、過去には、社の方針に従わない芸人やタレントを専属マネジメント解除という形で事実上“追放”したといううわさ話もある」

 「芸人が独立を考えるのは、事務所の売り出し方に反旗を掲げるか、自分たちの実力を信じて力を試したいと飛び出す形が多い」と言う高山氏は、「おととしの単独DVDで、『さらば青春の光の2人に移籍の相談をしてみた!!』というドッキリの特典映像があった。2人は、相談してきた芸人相手に事務所をヨイショして引き止めて笑いをとっていたが…」と驚く。

 今回もまた、笑えない事情が広がっているようだ。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!