東山紀之が紡ぐ「必殺仕事人」の絆 “師匠”松方弘樹のダメ出し糧に

2013.02.15


松方弘樹【拡大】

 少年隊の東山紀之(46)が仕事人を演じる人気シリーズの最新スペシャルドラマ「必殺仕事人2013」(テレビ朝日系、17日午後9時)。2007年から主演・渡辺小五郎役を演じている東山が、時代劇のスター役者から伝授された熱い絆を語った。

 「自分にとって『必殺』は、不思議なご縁がある作品。幼なじみの緒形幹太の家に遊びにいったとき、当時『必殺仕掛人』(72〜73年)に出演していた緒形拳さんに会っていたんです。藤田まことさんからも『ああ、俺も41歳の年から必殺に出たんだ』と言われていました」

 東山にとって時代劇の師匠は、『名奉行遠山の金さん』(テレビ朝日系、88年〜)などで何度か共演した松方弘樹(70)。「時代劇の所作すべてを教わりました」という。

 「スタジオに入ると、松方さんがゲラゲラ笑いながら『おーい、なんてぇ着方してんだ』と着物を直され、刀を直され。まあ、当時はお酒の飲み方も、鍛えていただきました(笑)」

 京都の撮影所は、時代劇の新参者には厳しいところだという噂がある。東山も、「最初のころは『江戸から来なさった』と言われて」と笑いながら振り返るが、“京撮”ではスタッフ全員から『お兄ちゃん』と慕われる松方の弟子で、ひたむきに時代劇に打ち込む東山がなじむのには時間はかからなかった。「今ではもう撮影所のスタッフから『お帰りなさい!』と、家族のように接してもらってます」

 萬屋錦之介さんや若山富三郎さんなどの大御所や、今回のドラマで共演する里見浩太朗(76)も、かつて松方から紹介を受けた。

 「メーク室で僕の顔を見た松方さんからいつものように笑われて。『主役は自分の顔を創れなきゃダメ。この人が一番上手いから教わりなさい』と紹介されたのが里見さんでした」

 最初に教わったのは眉の描き方。

 「同心の役ならこうだとティッシュに眉の見本を描いてくれたんです。それを鏡の横に張って練習しました。でも、2〜3日したらマネジャーがゴミと間違えて捨てちゃって」

 カツラは3時間休憩がなければ取るな、主役は誰よりも気をつかえ…松方ら先輩たちからの教えは今も守っている。さらに、必ず心がけていることがある。出番が終わっても、東山は楽屋に戻らない。「スタッフが働いている姿を見ているのが好き。プロの仕事を感じると気合が入るんです。先輩たちの芝居を見るのも勉強になりますしね」

 「山桜」「小川の辺」など時代劇映画で高い評価を受け、時代劇に欠かせない役者となった。今後も必殺シリーズは続けていきたいと話す。

 「藤田さんからも、監督やスタッフからも『渡辺小五郎体制で必殺を続けて』と言われてます。僕も、すでにその気になってますから。いつか、師匠の松方さんと勝負したい。バッサリ、斬りたいですねぇ、ハハハッ」

 ■あらすじ 本町奉行所の同心、渡辺小五郎(東山)と経師屋(きょうじや)の涼次(松岡昌宏)は、花御殿のお菊(和久井映見)から依頼を受け、裏の“仕事”に向かおうとしていたが、仕事仲間の仕立て屋の匳(れん、田中聖)が現れない。謎の辻斬りに襲われた匳が運び込まれた小宮山診療処は青年医師・勝之進(渡辺大)が院長で、父の泰山(里見)の後押しで半年前に開業した。泰山は、江戸で名医の評判を得て診療処を大きくしようとあの手この手を尽くしていた。

 ■ひがしやま・のりゆき 1966年9月30日、神奈川県出身。82年に少年隊メンバーとなり、85年に「仮面舞踏会」でレコードデビュー。時代劇俳優としては87年「新選組I 沖田総司愛と青春の時」で師と仰ぐ松方と出会い、88年から92年まで「名奉行 遠山の金さん」に出演。2007年から「必殺仕事人」の渡辺小五郎役で主演。これまで5作が放送された。

 

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