浜木綿子が明かした息子・香川照之への思い「胸が張り裂けそう…」

2013.03.07


60年の芸能生活がぎゅっと詰まった舞台に力を注ぐ浜木綿子【拡大】

 暖かくなってきたというのに腰痛で歩くこともソロリソロリ。そんな私を心配してくれるやさしいお姉ちゃま。女優の浜木綿子が芸能生活60年を迎えた。

 息子で俳優の香川照之は歌舞伎界入りして市川中車を名乗り、いま名古屋・御園座で襲名興行の真っ最中。母として緊張しながら舞台を見つめる。

 「おまきちゃんには、正直に話すわ」。いつもそう言い、「悔しくて、悔しすぎると涙が出ないのよ〜。大声上げて叫びたいと何度も思ったわ」と、かつての離婚劇を振り返る。相手の悪口は決して口にしない。

 別れた夫の市川猿翁とは最近になって46年ぶりに再会。「誕生石のアクセサリーをプレゼントされて嬉しかった。会えたことも奇跡」と明かす。息子の照之を思い、再婚も考えず、女手ひとつで育ててきたのだ。

 離婚当時は、「悪いのは浜木綿子」と言われ、「違う、違う」と言いたいのをこらえて月日が経った。猿翁(当時・猿之助)は藤間紫さんと結ばれた。以後、一度も会わないできたが、照之はひそかに、100本のバラの花束を持ち、父親に会いに行ったことがあった。「息子でも、父でもない」と拒絶された話は有名だ。浜は、「なんてひどいことを…父親が恋しいのだ。申し訳なさで胸が張り裂けそうだった」と振り返る。

 その父親が病に倒れ、舞台もままならない日々となり、紫さんも亡くなった。黙って見過ごせない照之。東大を出て売れっ子俳優として活躍してきたが、四十路をとうに過ぎた2年前に「僕が親父の面倒をみる」と、歌舞伎界の戸を叩いた。母は「冗談だろう」と笑ってしまったそうだ。

 困難な道ばかりを選ぶ息子には、「おやりなさい。大変な事はわかってるわね」と念を押した。ひとつだけ、「香川照之の名だけは消さないで」とも頼んだそう。

 そんな母が女優として舞台に立つ。東京・北千住の1010シアターで上演する『新版 人生はガタゴト列車に乗って』(28日〜4月7日)。井上ひさしさんの母、マスさん役を演じる。

 「これが最後と思いながら舞台に立つのよ〜」と笑う浜は、実に芯の強い人だ。現在、猿翁は体調不良で休演中。「息子のためにも、元気でいてください」と、浜も祈っている。

 ■武藤まき子 中国放送(広島)アナウンサーを経て、フジテレビ「おはよう!ナイスディ」のリポーターに。現在、フジの『情報プレゼンター とくダネ!』、関西テレビ『ハピくるっ!』に出演中。芸能、歌舞伎、皇室を主に担当する。著書にリポーター人生を綴ったエッセイ『つたえびと』(扶桑社刊)

 

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