オスマン・サンコン、実は超エリート「バカにされても笑い飛ばしてた」

★オスマン・サンコン

2013.03.15


気さくさは今も変わらない(撮影・永瀬白虎)【拡大】

 「最初はとにかく言葉で苦労したよ。自分の気持ちが伝わらないのが辛かった。あとは食べ物。魚の生き造りを出されたときは驚いて逃げたよ。日本語は大使館の仕事をしながら、日仏学院に週3回通って勉強したの。上達の方法? ガールフレンドができたらすぐに上手くなった、ガハハ」

 「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で「変なガイジン」タレントとして人気を得たオスマン・サンコン(64)。

 1984年、ギニア日本交流協会から「ギニアを広めるため」と言われ、何も知らずに行ったのが「いいとも」のオーディションだった。

 「プロフィルも何も持たないで行ったのね。でも、(プロデューサーの)横澤(彪)さんはフランス語ができて。それで、自分が何をやっている人なのかをわかってもらえた」

 番組では、天然ボケをいじられるキャラ。差別的なツッコミも多かった。

 「バカにされてるのはわかってたけど、全部笑い飛ばしてた。だって、怒ったってしょうがないから。ギニア人は、おおらかなの。『サンコンはシマウマ食べる、ライオン食べる』って言われたら、笑って、そうだよ、おいしいよ、て言ってた」

 実はシマウマもライオンも来日後に上野動物園で初めて見たという。

 「なぜ怒らないか? それは自信があるから。勉強もたくさんしてきたし、自分は自分だし。それに、友達には怒れないでしょ」

 ギニアの国立大学を卒業後、ソルボンヌ大学に国費留学。その後、ギニア外務省に入省。素顔は超エリートなのだ。

 現在はタレント活動のほか、教育、福祉問題の講演、特別養護老人ホームなど福祉施設の慰問で全国を回っている。

 「今、お兄さんがギニアの文部大臣なのね。22人いる兄弟のうち7人が学校の先生。実は教育一家なんです。あと、僕は障害者の気持ちもよくわかるから」

 テレビ画面では気づかないが、子供のころのケガが原因で現在も右足が不自由だ。身体障害者手帳2級を持っている。

 「13年前、お母さんを日本に呼んで白内障の手術をしたのね。お母さん、80歳で初めて自分の血液型を知ったんだよ。それぐらいギニアは医療が遅れてる。そのときに介護の大切さも感じたの」

 一念発起し、介護ヘルパー2級資格を50歳で取得した。

 「僕、誕生日が3月11日なのね。ギニアは地震がないからとても驚いた。今年も被災地へ慰問に行くよ。みんなに喜んでもらえるのが一番うれしい」

 ■オスマン・ユーラ・サンコン 1949年3月11日、ギニア共和国出身。72年、大使館開設のため来日。『天才たけしの元気が出るテレビ』(日本テレビ系)など出演番組多数。タレント活動だけでなく『大地の教え』(講談社)、『明るく生きちゃ悪いですか?』(広美)などの著書も多い。

 

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