朝ドラ「あまちゃん」好発進のワケ… 初回視聴率20%超え

2013.04.03


能年玲奈【拡大】

 有名プロダクション肝いりの美少女、能年玲奈(のうねん・れな、19)が主演、現代感覚の舞台で人気のクドカンこと宮藤官九郎(42)が脚本を手掛けたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の出足が好調だ。

 初日(1日)の放送は平均視聴率20・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。「芋たこなんきん」以来、7年ぶりに初回20%を超えた。

 ドラマは岩手・北三陸を舞台に、東京からやってきた内気な高校2年生が“海女アイドル”を経て、本格的なアイドルタレントを目指す物語。朝ドラに詳しいライターの田幸和歌子氏が、好発進のワケを分析する。

 まずは脚本の上手さ。かつての朝ドラといえば、大根役者が初回からハシャギすぎるイメージがあったが、能年の台詞は極めて少なかった。

 「キャラクター=俳優の一体感を重視するクドカンの脚本には演技経験の浅い能年さんを、少しずつ大事に育て、磨いていこうという狙いがありそう。『梅ちゃん先生』の堀北真希などと違い、原石のヒロインは作品の中で成長する過程を視聴者が見守ることができる。心の距離の近い作品になると思います」

 脇役のキャラクターも“立って”いた。

 「最もハマっているのはヒロインの母親を演じる小泉今日子のやさぐれっぷり。『小柄+長いスカート+大股』で威勢のいい歩き方は、見事にスケ番。宮本信子、渡辺えり、片桐はいり、美保純、木野花ら濃い演技巧者も揃っている」

 細かい演出も心憎い。

 「人気が再燃しているお笑い芸人、鉄拳のパラパラ漫画を早速取り入れたのも効果的。1話15分の短いドラマで、盛り込みすぎるとナレーション過多になりがち。その一部をパラパラ漫画で高速ナレーションのごとく見せた上手さ。テンポの良さに一役買ってます」

 さらに三陸地方の方言をあえてそのまま流し、字幕で解説してみせた。

 「やられた、と想いました。ご当地モノが多い朝ドラですが、ネイティブすぎると方言は視聴者に伝わらない。あえて、朝ドラ調に翻訳されることが結構ありました。今回は東北出身の俳優を多用し、視聴者にこびず、早口で本場の方言を炸裂させている。実にリアルです」

 クドカン自身が第1週の試写を見て「ちゃんと朝ドラだ!」と感じたという。明るく元気な喜劇感覚が身上。褒めすぎたが、あとは小ネタ満載の高速テンポに、幅広い年齢層の視聴者が付いていけるかどうかだ。

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