キャロライン・ケネディ「駐日大使」で米国も盛り上がり!

2013.04.09


伝統の血を受け継ぐキャロライン・ケネディ氏(共同)【拡大】

 日本人に駐日米国大使の名前を聞いても答えられる人は少ないのだから、まして米国人なら無関心のはずだったが、事情が変わってきた。

 4月1日、噂のあったキャロライン・ケネディ氏の次期駐日大使への就任がほぼ決定的とメディアが一斉に報道。ジョン・F・ケネディ大統領の長女という名門ケネディ家の星、キャロラインが注目を浴びている。

 米国の朝のTVショー『CBSディス・モーニング』では、3月8日にキャロライン氏にインタビューし、大使就任の可能性を探ったが、その時は曖昧な答えに留まっていた。しかし4月1日に同番組で、3月の放送時にキャロライン氏がホストのチャーリー・ローズらに宛ててサイン入りのメッセージ「Come to Tokyo!」(東京に来てね!)を書き残していたことを公表。すでに水面下で人事が決まっていることを匂わせた。

 恵まれない子供たちの教育問題や慈善事業に取り組むキャロライン氏が政治的な一面を見せたのは、2008年の大統領選の民主党予備選でオバマ候補支持を表明した時のこと。ヒラリー・クリントン候補を退け、シンボリックな意味でオバマ氏最強の支持者として予備選と本選の勝利を導いた。昨年はオバマ大統領再選のキャンペーンの共同議長も務めた。

 その後NY上院議員補欠選挙時出馬を表明したが、政治的な経験のなさを理由にNY政界の反発を受け断念。ケネディ家悲願の政治家への道は挫折したかのように見えた。

 ハーバードとコロンビア大卒の弁護士で作家、55歳、3児の母。スリムで装いも髪形もさりげなく、話す態度も上品なカリスマ的オーラの漂うキャロライン氏。育ちの良さがにじみ出る人気のサラブレッドに宿命の出番が来たようだ。

 ワシントン・ポストによると、日本人は米国に重視されていると感じることを好むため、大統領は駐日大使に大物を起用する慣例があるという。

 その一人、元駐日大使のモンデール元副大統領がボストン・グローブ紙で「素晴らしい人選。米国一有名なファミリーの一員を送ると世界に示すわけで、日本人も喜んでいるはず」と応援する。

 「米国文化の最高の代表者」「ケネディの名を再び国際舞台でアピール」と米国の期待は大きい。一方で、オバマ大統領を支持したキャロライン氏へのご褒美的人事であり、彼女の実力が未知数であることを懸念する論調も出ている。北朝鮮や中国の脅威下、アジアでの要といえるポストは、彼女の政治的力量を試すスタートの場でもある。

 この原稿を書いている時点では就任が正式決定していないが、もし実現すれば美しいスーパースターのマダム・アンバサダー誕生で、東京に世界の関心が集まるのは必至だ。(板垣眞理子)

 

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