カンヌ開幕、日本勢「最高賞」に追い風!“韓流”ゼロ&仏で邦画人気

2013.05.16


パリの映画館に掲げられた「贖罪」の巨大看板【拡大】

 2作の日本映画が「パルムドール」を競うコンペティション部門に参戦している第66回カンヌ国際映画祭が15日夜(現地時間)開幕した。是枝裕和監督のヒューマンドラマ「そして父になる」(10月5日公開)の主演、福山雅治(44)のカンヌ入りも決定し、日本映画久々の朗報へ期待が高まっている。

 開幕に先だっての会見で、日本人として17年ぶりに審査員を務める河瀬直美監督(43)は審査委員長のスティーブン・スピルバーグ監督(66)の隣に座り、「2年前の震災のときもカンヌは瞬時に手を差し伸べてくれた。世界に対して素晴らしいメッセージを送り続けている」と感謝した。

 会場ではセキュリティーチェックが強化され、液体は軒並み没収。米ボストンの同時爆弾テロや、パリサンジェルマンの優勝暴動で警備陣もピリピリムードだ。

 今回は、それまで存在感を発揮していた韓国映画の主要部門参加がゼロ。代わりに目立つのが日本映画だ。

 18日に行われる公式会見やレッドカーペットに参加する福山は、これが初の“世界デビュー”。共演の真木よう子(30)、リリー・フランキー(49)も初カンヌ。河瀬作品でカンヌ慣れしている尾野真千子(31)が、福山らにいろいろアドバイスを送りそうだ。

 「一命」から2年ぶりとなる三池崇史監督のアクション大作「藁の楯」(公開中)も話題。主演の大沢たかお(45)とヒロインの松嶋菜々子(39)のカンヌ入りも期待される。

 日本勢を後押しするのが、仏の根強い日本映画ブームだ。パリ・オペラ座周辺の映画館では、デカデカと黒沢清監督の「贖罪」の看板が掲げられている。小泉今日子(47)主演のWOWOWの連続ドラマだったが、劇場公開用に編集されて昨年のベネチア国際映画祭に参加、高い評価を集めた。「公開は6月5日と随分先なのにこの大きさの理由? そりゃ、ここで大人気のクロサワだし、コイズミも『トウキョウソナタ』に出てたから知ってるよ」(パリ在住の映画批評家)。さすがにNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のことまでは知られていないが、小泉の知名度は世界レベルだ。

 日本の作品はほかに、短編コンペ部門に佐々木想監督の「隕石とインポテンツ」、クラシック部門に小津安二郎監督の最後の作品「秋刀魚の味」が出品。コンペ部門の授賞式は最終日の26日夜。「うなぎ」(今村昌平監督)以来、16年ぶりの最高賞パルムドールなるか。 (カンヌ=小張アキコ)

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