カンヌ最終予想、日本映画の受賞は? 尾野真千子&真木よう子に女優賞の期待

2013.05.24


スピルバーグ審査員長(左)と河瀬監督は日本映画を選ぶか(ロイター)【拡大】

 26日(現地時間)に受賞式が行われる第66回カンヌ国際映画祭。日本からコンペティションに参加している2作品のどちらかが最高賞パルムドールを受賞すれば、今村昌平監督の「うなぎ」以来、16年ぶりの日本映画の最高賞受賞となるだけに期待が高まっている。

 福山雅治(44)主演、是枝裕和監督の「そして父になる」と、大沢たかお(45)・松嶋菜々子(39)主演、三池崇史監督の「藁の楯」が参加しているコンペ。全20作の中で、国際映画評論家が「スクリーン誌」に寄せている星取り表では、4点満点中3・3点でトップを走るのが米映画「インサイド・ルウェイン・デイヴィス(原題)」。1960年代のニューヨークを舞台に成功を目指す歌手を描いた。監督のコーエン兄弟は91年に「バートン・フィンク」でパルムドールを得ている。

 2番手はジャ・ジャンクー監督の日中合作映画「ア・タッチ・オブ・シン」で3・0点。現代中国を舞台に、4つの地点で起きた4つの事件を暴力描写を交えて描く。ジャ・ジャンクー監督は23日で取材は終了し、翌日からカンヌ近郊に出かけるという。「受賞にそなえて遠出はしないようだ」(中国の映画評論家)

 「そして父になる」も2・5点と好位置で、パルムドールを予想する新聞も2紙ある。23日もバイヤー向けの試写があっったが、見逃した記者が「もぐりこんで見る」と言うほど評判になっている。「藁の楯」は採点済み14作品で1・3点と最下位となっている。

 審査員長はスティーブン・スピルバーグ監督。米国人が審査員長の時は、米映画がパルムドールを取るケースが多い。コーエン兄弟や、疎遠になっていた父子の旅を描くアレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ」という声もあるが、「是枝監督の作風はスピルバーグ好みだから、かなり有力だ」(仏人映画評論家)という見方も強く、期待がふくらむ。

 今年は日本からも河瀬直美監督が審査員に加わった。過去、日本人が審査員の時に日本映画が賞を受けたことが3回ある。ヴェネチア国際映画祭で塚本晋也監督が審査員のときに北野武監督の「HANA−BI」が金獅子賞を受賞したケースもある。「ア・タッチ・オブ・シン」は、その北野監督がいるオフィス北野が出資・製作に関わっている。

 個人賞では、まだ日本人俳優が受賞したことのない女優賞に尾野真千子(31)と真木よう子(30)のダブル受賞の声も挙がっている。(カンヌ=小張アキコ)

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