鎌倉海水浴場の命名権、鳩サブレーの「豊島屋」が獲得 海岸がきれいになれば…

2013.05.29


鎌倉・材木座海岸、さてどんな名前が付くのか【拡大】

 神奈川は鎌倉の住民でもある私は、先日、家の近くの七里ガ浜を歩いていて、ちょっと膝まで海に漬かってみた。以前より海の水がきれいになったように感じた。

 そのとき思ったのが、海水浴場のネーミングライツ(命名権)の売却益を活用してトイレやゴミの整備をすれば、さらに海岸がきれいになるんじゃないか、ということ。

 −−鎌倉市が募集していた由比ガ浜、材木座、腰越の海水浴場の命名権について、「鳩サブレー」で知られる市内の老舗菓子会社「豊島屋」が年間1200万円、10年間の契約で獲得した。

 「命名権」というのは、施設やキャラクターなどに対して名前をつけることができる権利。ここ10年、特にスポーツや文化施設の名前に企業名をつけることがビジネスになっている。

 鎌倉の海水浴場の命名権売却をめぐっては、「歴史のある鎌倉の地名にはふさわしくない」とか「歴史を切り売りするのか」などの反対意見もあった。

 報道によると、会社も社長も鎌倉生まれの鎌倉育ちだという豊島屋は、「変な名前になってほしくない」という気持ちもあって、応募したんだとか。で、企業名や商品名をつけるのではなく、「市民から愛される名前にしたい」と一般から公募して決めることになった。

 もし鎌倉と関係のない企業が宣伝のために命名権を獲得していたら、地元の人から反発を食らっていたかもしれない。しかし、私はそれほど神経質になる必要はないと思っている。

 鳩サブレーは鎌倉の定番土産で市民には身近な存在なのだから、例えば、ベタではあるが、「鳩ぽっぽクリーン海水浴場」のようなネーミングにしてもいいんじゃないか。

 「渋谷公会堂」がネーミングライツにより、一時「渋谷C.C.Lemonホール」という名前になったが、それほど違和感はなかった。現在では5年の契約が済み、「渋谷公会堂」に戻っているが、普通にその名前が使われている。

 同じように、新しいネーミングになっても、「由比ガ浜」などは歴史のある地名なんだから、そう簡単には地元の人々の頭の中からは消えないはずだ。

 これら由比ガ浜などの湘南の海には合わせて115万人近くが訪れるが(昨年夏の実績)、その分、海水浴場の維持管理や運営には年間4000万円以上かかるという。

 鎌倉の海水浴場にはまだまだ汚いトイレもある。ゴミを浜辺にそのまま放置して帰ってしまう輩もいる。この命名権で得たカネを利用して、海がきれいになれば、「鎌倉の海水浴場はいつ行ってもきれいだ」とイメージアップにつながるはず。

 サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」に登場した「エボシ岩」のように、鎌倉学園高校OBでもある桑田佳祐さんの歌の中に新しいネーミングが登場してくれるようになったらいいね。

 海開きが7月9日に迫っていることから、豊島屋の意向で今年はこれまで通りの名称のままでいき、新しい名称は来年から使われる予定だという。

 

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